“最高の36歳”の変化 日本の皇帝はチームの最重要人物ではなくなったのか

フランクフルトの長谷部 photo/Getty Images

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技術的には最高と認められるが……

フランクフルトMF長谷部誠にとって、今季は何かと変化が多いシーズンとなっている。

当初はこれまで通り3バックの中央に入るリベロとしてチームの中心選手となっていたが、リーグ戦でなかなか結果が出なかったこともあって4バックも使用するようになった。これでリベロが無くなり、一時は長谷部がポジションを失ったのだ。

最近は本職である中盤の底でプレイしているが、リベロの位置でプレイしていた時に比べると絶賛される機会は多くない。独『Frankfurter Rundschau』の評価も変わってきている。
同メディアは今季限りで契約が切れる選手たちの今後がどうなるかを特集しているが、36歳の長谷部に関してシーズン終了後に別れを告げることも可能との考えを示している。

やはり大きいのはシステム変更で、10月末からはリーグ戦でもベンチの機会が増えた。今でも同メディアは技術的な部分で長谷部をチーム最高の1人と認めているものの、重要度は低下したとの考えだ。リベロの位置でフランクフルトの皇帝などと言われていた頃に比べると、やや存在感が薄くなっているのは事実だろう。

経験をプラスできる点は貴重だが、システム変更によって長谷部の運命はどう変わっていくのか。今季は少々アップダウンのあるシーズンとなっている。

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