中国の武漢を発生源とする新型コロナウイルス(COVID-19)が世界各地に蔓延し、サッカー界にも大きな打撃を与えている。今回は各国の感染の拡大状況や、各リーグの現状を改めて紹介したい。
なお、感染者数や死亡者数は世界保健機関(WHO)が公表しているものであり、3月13日時点の統計である。
【中国】 感染者数:80,981名 死亡者数:3,173名
1月30日:中国サッカー協会が、同国スーパーリーグを含む2020年シーズンの各カテゴリー全試合の開幕“無期限延期”を発表。
【日本】 感染者数:675名 死亡者数:19名
2月25日:同月26日~3月15日(日)に開催予定だった2020明治安田生命Jリーグ、YBCルヴァンカップ全試合の延期が公式発表。
3月12日:3月中に開催予定だったJリーグ全試合の延期が追加決定。
【韓国】 感染者数:7,979名 死亡者数:66名
2月24日:2020年シーズンのKリーグ開幕節の“無期限延期”が公式発表。
【アメリカ・カナダ】
感染者数:1,264名(アメリカ)、138名(カナダ)
死亡者数:36名(アメリカ)、1名(カナダ)
3月12日:メジャーリーグ・サッカー(MLS)の30日間中断が公式発表される。
【イタリア】 感染者数:15,113名 死亡者数:1,016名
3月9日:ジュゼッペ・コンテ首相が、セリエAを含む国内スポーツ競技の一時中断を発表。4月3日までのリーグ戦中断が決定。
【スペイン】 感染者数:2,965名 死亡者数:84名
3月12日:レアル・マドリードのバスケットボールチームの選手が新型コロナウイルスに感染。練習施設を共有しているサッカーのトップチームの選手たちやスタッフが隔離されたことを受け、リーグ運営当局(ラ・リーガ)がリーガ・エスパニョーラ1部、及び2部の“2週間中断”を発表。
【オランダ】 感染者数:614名 死亡者数:5名
エールディヴィジをはじめとする国内サッカー大会(アマチュアを含む)の、“3月31日までの中断”が既に発表されている。
【ベルギー】 感染者数:314名 死亡者数:0名
ジュピラー・プロリーグ(同国1部リーグ)の“4月3日までの中断”が既に発表されている。
【フランス】 感染者数:2,860名 死亡者数:61名
3月13日:フランス・プロリーグ機構が、リーグ・アンとリーグ・ドゥ(2部)の中断を発表。現時点で両リーグの再開日時は不明。
【クロアチア】感染者数:16名 死亡者数:0名
3月12日:クロアチアサッカー協会が、プルヴァHNLをはじめとする国内サッカー大会(アマチュアを含む)を“同月31日”まで中断すると発表。
【イギリス】感染者数:594名 死亡者数:8名
①イングランド・プレミアリーグの“4月3日までの中断”が決定。
②スコティッシュ・プレミアシップの一時中断も決定(現時点で2週間の延期)。
【ドイツ】 感染者数:2,369名 死亡者数:6名
3月13日~16日のブンデスリーガ第26節(全9試合)の“無観客開催”が当初予定されていたが、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)が日本時間14日、国内リーグ戦の中断を発表。現時点で4月2日まで中断予定。
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