リヴァプールが見るべき“ララーナ風”MF 攻守にファイトできる中盤戦士

アストン・ヴィラで躍動するグリーリッシュ photo/Getty Images

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司令塔としての一面がフォーカスされがちだが

リヴァプールはすでに完成されたチームか。守備陣にはDFフィルジル・ファン・ダイクやGKアリソン・ベッカーが君臨し、攻撃陣にもFWモハメド・サラー、FWサディオ・マネ、FWロベルト・フィルミーノで形成される強力3トップを擁している彼ら。隙はないと言っても過言ではないだろう。事実、今季プレミアリーグでは2位マンチェスター・シティに25ポイントもの大差をつけて首位を独走している。圧倒的だ。

しかし、そんなリヴァプールに唯一の課題を挙げるとすれば、それは中盤の選手層か。ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョ、ジョルジニオ・ワイナルドゥムといった名うてのボールハンターが揃っているのは事実。だが、それでもユルゲン・クロップ監督が展開するサッカーをシーズン通して続けるのにはまだ枚数が足りない印象が残る。今季はその負担を軽減するためにポゼッションのエッセンスも加えた同クラブだが、あと数枚はレギュラークラスが欲しいところだろう。

そんな中、元イングランド代表FWのケビン・フィリップス氏がリヴァプールにある一人のMFをオススメしている。それはアストン・ヴィラのジャック・グリーリッシュだ。
「現在のリヴァプール世界最高の選手をも手に入れることができる地位にいる。クロップと共にリヴァプールでプレイしたいと思っている選手は少なくないはずだ。しかし、チームのスタイルに合う選手でないと彼らは獲得には動かないだろう。だが、グリーリッシュはクロップが欲しがると思うよ。アストン・ヴィラが降格したら間違いなく獲得に動くと予想する。私は彼がリヴァプールのスタイルに合致する3,4人の中の1人だと思うんだ」

フィリップス氏は英『Football Insider』に対してこのように語っている。グリーリッシュといえばボールアーティストな面がピックアップされがちだが、彼は攻守両面でファイトできる中盤戦士としての一面も併せ持っている。イングランドでは「プレイスタイルがララーナに似ている」との声も。アストン・ヴィラでは少々個人で局面を打開するシーンも目立つが、周囲にハイレベルな選手が揃うリヴァプールではチームの1ピースとしてプレイできるはず。フィリップス氏はそう睨んでいるのだろう。

マンチェスター・ユナイテッドへの移籍話が加熱しているグリーリッシュだが、はたしてこのテクニシャンは来季どこでプレイすることとなるのだろうか。アストン・ヴィラを愛しているだけに残留も十分考えられが、今後の動向には注目だ。

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