なぜコウチーニョはバルサへ? 「私なら毎朝なぜスペインへ来たのかと……」

バルセロナで苦戦したコウチーニョ photo/Getty Images

経験者だから分かる気持ち

今になって考えると、リヴァプールでプレイしていたMFフィリペ・コウチーニョが2018年冬にバルセロナ移籍を決断したのは失敗だった。

バルセロナでは思うようなパフォーマンスを披露できず、現在はバイエルンにレンタル移籍中だ。バルセロナはコウチーニョをスーパースター候補として獲得したわけだが、リヴァプールでプレイを続けていた方が満足なキャリアを過ごせたかもしれない。

英『Daily Mirror』によると、かつてアーセナルなどでプレイした元フランス代表MFエマニュエル・プティ氏もコウチーニョが後悔しているのではないかと推測している。

なぜなら、プティ氏も2000年にアーセナルからバルセロナへ移籍する決断を下し、出場機会を掴めず後悔したからだ。似たような経験をした者として、コウチーニョの気持ちが分かるのだろう。

「もし私がコウチーニョなら、毎朝起きるたびに考えるだろう。なぜ、なぜスペインへ来たのか?と。アーセナルを去ってバルセロナへ行った時、私も朝起きた際に同じように考えたからだ。なぜ去ったのか?と。しばらくはコウチーニョも同じように考えたと確信している。彼はバイエルンへ向かい、そこで時折良いプレイをしている。だけど真のスタメンとはなっていないからね」

リヴァプールへの帰還はないと予想しているものの、プティ氏はコウチーニョがプレミアリーグに戻ってくることを願っている。リヴァプール時代のコウチーニョが好きだったからだ。

コウチーニョにとってはプレミアの環境が合っていたのかもしれないが、今後どう動くのか。プティ氏もバルセロナに移籍した1年後の2001年に、チェルシー移籍でプレミアへ戻った人物だ。

コウチーニョも同じルートを辿るのか。プティ氏のオススメはプレミア復帰だ。

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