本格ブレイク間近の“J・ゴメス風”DF 20歳のビッグマンがドイツで成長中

フランクフルトで成長を見せるエンディカ photo/Getty Images

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攻守にハイレベルなU-21フランス代表DF

ドイツに出現した20歳の若き有能DFをご存知だろうか。その選手とはフランクフルトに所属する20歳のU-21フランス代表DFエヴァン・エンディカだ。

2019-20シーズンはここまで公式戦25試合に出場し、フランクフルトの最終ラインを左SBやCBとして支えているエンディカ。欧州でもトッププロスペクトの1人と評価されるこの20歳には、現在リヴァプールやアーセナルといったプレミアリーグの強豪をはじめとした複数クラブが目をつけているとされ、来夏移籍市場で争奪戦が繰り広げられる可能性が高くなっている。

とはいえ、彼の名前を知っている人はそう多くないだろう。ましてや、プレイスタイルともなるとよほど熱心にブンデスリーガをチェックしている人でなければ知りえないかもしれない。そこで英『90MiN』は、今ドイツで売り出し中のエンディカがどのような特長を持つ選手なのかを紹介。今まさに才能が花開こうとしている若きDFについて知っておくべきことをいくつか挙げている。
まず紹介されたのは彼の強みだ。特に同メディアが称賛を送ったのは彼の落ち着きぶり。このフランス人DFは弱冠20歳の選手とは思えぬほど冷静沈着。どれほど屈強なアタッカーと対峙しても、プレッシャーに屈することなく淡々とボールを処理してしまう。能力は高いもののメンタル面での未熟さが見える若手も多い中で、落ち着きが売りというのは少し珍しい。

だが、それだけではない。身長190cmの恵まれたサイズを活かした空中戦の強さもエンディカの魅力だ。パリ生まれではあるものの、カメルーンにルーツを持つ同選手。アフリカ系選手特有のフィジカルの強さもしっかりとプレイスタイルに落とし込まれており、激しいデュエルとなっても当たり負けしない。SBでありながらフィジカルバトルに強いのは大きなアドバンテージと言えるだろう。

攻撃面も優秀だ。エンディカはボールテクニックにも秀でた選手で、大柄ながらパス精度は高い。『90MiN』もこの能力は注目に値するとした上で、「最終ラインから狭いスペースでもパスを通せるエンディカはポゼッションを重視するチームにぴったり」と賛辞を送っている。

攻守で存在感を発揮する最終ラインのオールマイティプレイヤーであるエンディカ。同メディアはこういった特長を総合的に鑑みて、彼を「最もプレイスタイルが近いのはリヴァプールのジョー・ゴメス」と評価。はたして、プレミアに上陸を果たすこととなった際にエンディカはピッチ上でJ・ゴメス並みの存在感を発揮することができるか。将来楽しみな才能がドイツで伸びてきている。

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