マンUの“タックルモンスター”唯一の弱点は 「できるだけ早く直して」

日に日にプレミアでの評価を高めているワン・ビサカだが…… photo/Getty Images

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クラブOBが指摘する弱点とは

昨夏マンチェスター・ユナイテッドは新たに若きサイドバックをチームへ加えたが、この選択は今のとこら正しかったと言えるだろう。DFアーロン・ワン・ビサカのことだ。

加入以降、長い足を活かした鋭いタックルを武器にマンUの右サイドを支えているワン・ビサカ。その守備力はすでにリーグ屈指のレベルにまで到達していると言っていいだろう。リーグ戦第29節のマンチェスター・シティ戦では対峙したイングランド代表FWラヒーム・スターリングを完封し、各方面から称賛を浴びている。ジェイミー・キャラガー氏がこのパフォーマンスを見て、「1対1のバトルにおいて、ワン・ビサカは“世界最高のDF”だね」と評したことも記憶に新しいところだ。

そんなプレミアリーグで評価がうなぎのぼりなワン・ビサカ。守備だけならばパーフェクトと言っても過言ではないか。しかし、かつてマンUのクラブOBであるディミタール・ベルバトフ氏は、まだワン・ビサカの守備にはまだ少しだけ改善点があると主張する。
「今季のプレミアリーグは若い選手が数多く台頭していて、本当におもしろいね。なかでもディフェンス面ではアーロン・ワン・ビサカに目を奪われたよ。本当に良い選手だ。ただ私の考えでは、彼はもう少し戦術的な規律の面に改善の余地があると思う。時々、ワン・ビサカはスピードがありすぎるためにブロックを形成する位置がズレてしまうことがあるんだよね。ここだけはできるだけ早く直してほしいところだよ」

ベルバトフ氏がこのように語ったことを英『DAILY STAR』が伝えている。早くも“スパイダー”との愛称を付けられマンUで貴重な戦力となっているワン・ビサカだが、完璧な守備者となるまでにはもう少し時間が必要か。とはいえ、加入1年目からこれほどのパフォーマンスを披露しているのは十分称賛に値する。ベルバトフ氏もその能力があるからこそ、高い要求をしているのだろう。今後は22歳のさらなる成長に期待したいところだ。

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