ウクライナの英雄に蘇る30年以上前の悪夢 新型コロナの恐怖はまるで……

現在は母国ウクライナ代表の指揮官を務めるシェフチェンコ photo/Getty Images

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かつて自身が経験したチェルノブイリ原発事故

かつてACミランやチェルシーなどで活躍したウクライナの英雄アンドリー・シェフチェンコが、自身の過去の体験と比較しつつ、新型コロナウイルスの恐ろしさを口にしている。

世界中で猛威を振るい、まだまだ終息の目処がたっていない新型コロナウイルス。感染者数は全世界で65万人以上となっており、死亡者数字も3万人を超えた。その影響はサッカー界にも大きく及び、各国リーグや欧州コンペティションの中断が余儀なくされ、いつ再開されるのかもまだはっきりとしない状況だ。世界的に危機に瀕したパンデミックが続くのであれば、今季の中止も止むを得ないと報じるメディアもある。

そんな中、伊『sky sport』のインタビューで、 この世界中が陥っているコロナパニックついて語ったのが、現在ウクライナ代表の監督を務めるシェフチェンコだ。1986年に母国で起り、自身も経験したチェルノブイリ原子力発電所事故と現状がよく似ていると明かしている。
「私は9歳の頃、非常によく似た状況を経験したことがある。チェルノブイリ発電所が事故を起こしたんだ。あれは非常に困難な時期だったよ。唯一の解決策は政府の決定を信じること。我々は愚かな行動を取ってはいけない。特に、家から出ることはしてはいけないんだ。ウイルスに感染しているかどうか自覚がなくとも、ウイルスを持っていることがある。そんな人々がたくさんいて、症状のない他の人にウイルスを移してしまうかもしれないからね」

さらに「世界中のすべての医師や看護師、ボランティアの方々は素晴らしい仕事をしている。彼らが我々のためにしてくれていることに、本当に感謝しているよ。彼らは我々の時代の真のヒーローだ」とも述べていたが、できるだけ早くの新型コロナウイルスによる脅威が収まることを願うばかりだ。

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