ロナウドがチームメイト全員に「iMac」をプレゼント いったいなぜ?

アッレグリ時代にペナルティを科された過去があるシュチェスニーとロナウド photo/Getty Images

マネージメント力に定評のある指揮官の独自ルール

ユヴェントスに所属するポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーが、とあるエピソードを明かし注目を集めている。

前人未到のセリエA8連覇を成し遂げ、今季も26試合消化した時点で首位に立っているユヴェントス。新型コロナウイルスの影響で現在リーグ戦の中断を余儀なくされており、今後どのように進めていくのかは未定だが、マウリツィオ・サッリ新監督のもとでも9連覇へ向けて着実に歩みを進めてきた。

今やイタリアの絶対王者として君臨するユヴェントスだが、これもかつての功労者たちのおかげだ。中でも、名門復活へ向けてチームの礎を築いたアントニオ・コンテから指揮を受け継ぎ、常勝軍団まで育て上げたマッシミリアーノ・アッレグリ前監督の存在は大きかった。卓越したマネージメント力で個性あふれるスーパースター軍団を見事まとめ上げ、5度のリーグ優勝や2度のチャンピオンズリーグ決勝進出へ導いたのだ。

そんなアッレグリには、選手間のわだかまりをなくすためか、いつくかのルールがあり、そのひとつとして「レッドカードを提示された選手は、チームメイトにプレゼントを贈らなければならない」というものがあったという。そして、それはエースのクリスティアーノ・ロナウドであろうと特例は認めず、選手を平等に扱っていたようだ。YouTubeチャンネル『Foot Truck』のインタビューで、シュチェスニーが次のようなエピソードを語っている。

「僕たちはみんなiMacを持っているんだ。(昨季のバレンシア戦で)クリスティアーノがレッドカードもらったが、彼は『僕は何もしていない』と言い続けて、(ルールを)受け入れなかった。だから、(プレゼントを用意してくれるまで)しばらく時間がかかったよ。彼を説得するのに時間がかかったけど、最終的にiMacをプレゼントしてくれたんだ」

さらに、シュチェスニー自身もアッレグリが敷くルールのペナルティを受けたことがあったという。

「僕は火曜日だと思っていたんだけど、その日は水曜日だった。すぐにアッレグリに電話をしたが、みんなはもう集合していると言われたよ。僕は30分遅れてトレーニング場へ着くと、みんなが『あーあ、僕らはプレゼントをもらえる!』と言ってきたね。僕はチームメイトのためにヘッドフォンを買う羽目になってしまったよ」

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