いざグアルディオラの領域へ バイエルン指揮官が残す驚愕データ

今季途中からバイエルンの指揮官に就任したフリック photo/Getty Images

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“クラブ史上最高”となる日も近いか

今季前半戦こそ“1強時代”の区切りを予感させる展開だったドイツ・ブンデスリーガだが、そんな風潮はどこへ行ったか。後半戦に入ってからは王者バイエルン・ミュンヘンが完全に勢いを取り戻した。

リーグ戦中断前まで直近11試合で負けなし。その内訳も10勝1分と実にハイレベルだ。首位の座も奪還しており、現在彼らは2位ドルトムントに4ポイント差をつけてトップに立っている。

そんなバイエルンが調子を取り戻した要因。ハンジ・フリック監督の就任抜きには語れないだろう。第10節フランクフルト戦の結果を受けて辞任したニコ・コバチ前監督の後任を任された同監督は、間違いなくバイエルン復調の立役者だ。就任以降のリーグ戦戦績は12勝1分2敗。ほぼ完璧な仕事ぶりと言っていい。
そんなフリック監督はこのままいけば“バイエルン史上最高指揮官”の座も狙えるか。同監督の驚異的なデータが明らかとなった。就任以降、今季リーグ戦でここまで1試合あたり平均2.47ポイントの勝ち点を稼ぎ出しているフリック監督。データサイト『Opta』によると、これは過去に同クラブで10試合以上を指揮した人物の中で、ジョゼップ・グアルディオラ元監督が記録した2.52ポイントに次ぐ2位の数字なのだという。その差はわずか0.05ポイント。リーグ戦再開後もこの調子で勝ち続けるのであれば、フリック監督がトップに立つ日もそう遠くはなさそうだ。

バイエルンを再び常勝軍団にした有能指揮官。現地時間3日にはクラブとの契約を2023年まで延長することも発表されている。はたして、フリック監督の下でバイエルンはどこまで勝ち続けるのだろうか。緊急登板の男が“クラブ史上最高指揮官”の座を奪いにかかる。

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