“112分に1ゴール関与”とペース異常 デ・ブライネ級のアシスト力持つFW

バイエルンのミュラー photo/Getty Images

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得点もアシストもできる

バイエルンの歴史に残るパーフェクト・アタッカーの1人と言っていいだろう。

バイエルンは7日、FWトーマス・ミュラーとの契約を2023年まで延長したことを発表した。

これを受けてバイエルン公式が改めてミュラーにスポットを当てているのだが、数字で見るとその凄さが分かってくる。
何より凄いのは得点に貢献する力だ。ミュラーの得点力が高いことは以前から分かっていることだが、アシスト能力も高いのが大きな特長だ。

バイエルンでは通算195得点146アシストを記録しており、11年間で実に341のゴールに深く関与してきた。時間にすると、112分に1ゴールのペースで得点へ絡んでいることになるのだ。この安定感とペースは見事と言うしかない。

アシスト力は今季のパフォーマンスでも十分に証明されている。リーグ戦では25試合を消化した段階で16アシストを記録しているが、ブンデスリーガ25節終了時点でアシスト数が16に達しているのは2014-15シーズンにヴォルフスブルクでプレイしていた現マンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネ以来のことになるという。

当時デ・ブライネは最終的にアシスト数を21まで伸ばし、ブンデスリーガのアシスト王に輝いている。現在は新型コロナウイルスの影響でリーグ戦がストップしているが、通常通りリーグ戦が続いていればミュラーのアシスト数は当時のデ・ブライネをも超えるかもしれない。

今季途中より指揮官に就任したハンジ・フリックの下で再び重要な存在となったミュラーは、やはりバイエルンに欠かせない。必要な時は自らネットを揺らし、相棒のロベルト・レヴァンドフスキを活かす時はチャンスメイク役に回る。運動量も豊富で、そのサッカーセンスは驚異的なレベルにある。

今後も重要な存在となっていくはずで、ミュラーとの契約延長はまさに朗報と言えよう。

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