日本の“韋駄天アタッカー”さらなる覚醒へ 中断の今こそ取り組む弱点解消とは

ザンクト・パウリの宮市 photo/Getty Images

1ゴールの欠点を解消へ

新型コロナウイルスの影響でリーグ戦がストップしている今、選手たちは個人的なトレーニングを積み重ねていくしかない状況だ。

その中で自身の欠点を改善しようと奮闘を続けているのが、ドイツ2部のザンクト・パウリでプレイする日本の快速FW宮市亮だ。

試合が出来ない難しい状況ではあるものの、宮市も今できる範囲のトレーニングで自分に足りていない部分を伸ばそうとしているのだ。

独『Bild』が伝えているが、それは「フィニッシュ」の部分だ。同メディアも宮市の爆発的なスピードを認めており、今季はそのスピードを活かしてリーグ戦で7つもアシストを記録している。怪我が癒え、飛躍の時を迎えていると言っていい。

その一方で、得点数は僅か1点と物足りない。今季も何度か決定機を外してしまう場面があり、得点力をプラスできればもう一段上のアタッカーへ成長することが可能なはずなのだ。

現在ドイツの各クラブは新型コロナウイルスの影響を考え、選手同士のボディコンタクトがないトレーニングを実施している。小グループでのトレーニングがメインとなり、ザンクト・パウリでもシュートの部分を強化するメニューが増えているという。

宮市も「時間を使ってゴール前でのプレイを改善できる」と手応えを口にする。ゲームが再開された時、得点を奪えるアタッカーへ成長していることが今の宮市の目標と言ったところだろう。

今の中断期間をどう使えるのか。健康が最優先ではあるものの、今の時間の使い方次第で再開後のパフォーマンスに差が出てくるのは間違いない。

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