いつでも意識は前にある マンU救世主の“積極性”がチームに変化もたらす

今冬マンUに加入したB・フェルナンデス photo/Getty Images

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「常に前線にパスを通そうと……」

これからというところでリーグ戦は中断となってしまったが、2020年に入ってからのマンチェスター・ユナイテッドは確実に調子を上げてきていた。今季は一時14位という時期もあったが、現在は4位チェルシーと3ポイント差の5位にまで順位を戻している。

そのマンU復活劇の中心となっているのが、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスだ。今冬チームに加入すると、同選手は合流直後からフル回転の活躍を披露。彼がチームに加わってからというもの、マンUの攻撃パターンは増え着実に結果が出てきている。

そんなB・フェルナンデスには各方面から称賛の声が寄せられているが、かつてアーセナルなどで活躍したポール・マーソン氏も彼のプレイには魅了されているようだ。同氏は英『Sky Sports』のインタビューに登場した際にB・フェルナンデスを絶賛。特に、どのような場面でも前を向く姿勢が一番好きだと次のように語った。
「私はフェルナンデスがボールを持った際、最初に前を向くのが好きだ。彼は常に前線へパスを通そうと思っているんだ。私はいつも選手のことを観察している。特にユナイテッドのようなビッグクラブの選手はよく見ているね。彼らがどのようにしてクラブを引っ張って行くかに注目しているんだ。何人も代表選手がいるクラブで他の選手を牽引するためには、特別な存在にならなければいけない。でも、私はフェルナンデスがそういう存在になったと思うね」

個人だけでなく、チームにボールを前へ運ぶ意識を植え付けたB・フェルナンデス。マンUの攻撃に縦の速さをもたらした救世主と言えるだろう。このテクニシャンと共に、これからも赤い悪魔は新たなステージへの階段を昇り続けるはずだ。

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