シャルケに“野心家”また一人 超絶テクニシャンが見据えるステップアップ

シャルケの中心選手として活躍するアリ photo/Getty Images

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「実績を残したい」

モロッコの若きテクニシャンはいずれ世界最高峰のクラブで輝くこととなるのだろうか。シャルケに所属するMFアミーヌ・アリが将来のキャリア計画を語っている。

2017年夏の加入以降、シャルケの中盤における重要な存在として存在感を発揮してきたアリ。今季もここまで公式戦27試合の出場で7ゴール7アシストを記録しチームを牽引している。トリッキーなドリブルを得意とするが、機を見たスルーパスも一級品な超絶テクニシャン。シャルケのチャンスはほとんどこの22歳を介して生み出されると言っても過言ではないだろう。ピッチ外でのトラブルも少なくないが、才能は確かなものを備えている。

そんなアリには、いずれシャルケよりも大きなクラブで活躍するという夢があるようだ。シャルケも十分名門であるとは理解しつつも、彼は海外のトップクラブでいつかタイトルを獲得してみたいと仏『Onze Mondial』に対して次のように語っている。
「限界を設定せずに自分ができることを最大限にしたいと思っているよ。進歩を続けたいんだ。僕にはまだ改善の余地がある。でも、もちろん世界最高を言われるクラブではプレイしたいね。そこでタイトルを獲得し、実績を残したい。そうなることを信じているよ」

「メディア、スタジアム、インフラ……。より良い環境を所持しているクラブは世界でも数少ない。シャルケよりも良いと僕が思うのはスペインに3〜4クラブ、イングランドに5〜6クラブ、そしてフランスはパリ・サンジェルマンの1クラブしかない。これらは全て僕が行きたいと思っているクラブさ」

シャルケとは昨年12月に契約を延長したとも報じられたアリ。しかし、その胸の内にはビッグクラブに対する強い憧れがあるようだ。シャルケとしては“チームの顔”として残留してほしいところだろうが、さらなる高みを目指す若者の思いは止められないか。

1月に加入からわずか半年でステップアップ願望を表明したDFオザン・カバクに続き、またもシャルケに出現した野心家。夢を語るのは個人の自由だが、両者ともにステップアップを図るとなればタイトルという置き土産をクラブに残してから旅立ちたいところだ。

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