ビディッチの股を“3回”も抜いた男 マンUにいたポグバ以上の才能持つMF

マンUに所属していたモリソン photo/Getty Images

ルーニーも絶賛した才能

抜群の才能があったとしても、サッカー選手としての成功が保証されているわけではないということか。

マンチェスター・ユナイテッドで長く活躍してきた元イングランド代表FWウェイン・ルーニーは、かつてのマンUにMFポール・ポグバ以上の才能の持ち主がいたと語る。

有名な話だが、マンUのアカデミーにてポグバより高い評価を得ていたのがMFラヴェル・モリソンだ。1993年生まれの2人は2009年よりマンUのアカデミーで共に技を磨いてきたが、当時はモリソンの方が高い評価を得ていたのだ。

英『Sundey Times』によると、ルーニーはモリソンがMFに必要な全ての才能を備えていたと語る。その技術はトップチームの選手をも翻弄するレベルにあったようだ。

「モリソンを見た時、彼のポジションに必要な全てを備えていると思ったことを覚えているよ。彼は1度のトレーニングという短い時間の中でビディッチの股間を3回も抜いたんだ。だが、彼がライフスタイルと環境に苦しんだことが残念だよ。ポグバやリンガードも見てきたが、モリソンは圧倒的に彼らより良かったからね」

ポグバより圧倒的に良いとまで評価されるとは恐ろしいが、モリソンが順調に育っていればどんな選手になっていただろうか。やや素行に問題があったこともあり、モリソンは早々にマンUを離れてQPRやカーディフでプレイしてきた。

さらに2015年からはイタリア・ラツィオ、2017年にはメキシコのアトラス、2019年にはスウェーデンのエステルスンドと、各地を転々とするようなキャリアとなってしまった。昨夏にはシェフィールド・ユナイテッドの選手としてプレミアの舞台に戻ってきたが、ポグバとは埋めようのない差がついている。

モリソンはマンUにとって最も大きな後悔の1つとなっていることだろう。

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