マンCの“中盤改革”が今始まる 19歳がペップにとって理想的なサインに

すでにイタリアA代表にも選出されているトナーリ photo/Getty Images

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イタリアで暴れる中盤戦士

マンチェスター・シティの中盤には、誰もがうらやむ実力者が複数人揃っている。ケビン・デ・ブライネ、フェルナンジーニョ、イルカイ・ギュンドアン、ベルナルド・シウバ、ダビド・シルバ……。ここに昨夏はアトレティコ・マドリードからロドリも加えた。

もはや手のつけようがないほどに完璧と言っていい構成だ。しかし、マンCがこの魅惑の中盤を今後数年にわたって維持できるかはわからない。フェルナンジーニョはすでに35歳を迎えており、退団する時期はすぐそこまで迫ってきている。D・シルバも今季限りでの退団をすでに明言。さらには大黒柱であるデ・ブライネも、UEFAから下されたCLへの2年間出場停止処分によってその去就が不透明となっている。

デ・ブライネのことは一旦置いておいたとしても、フェルナンジーニョとD・シルバは近いうちにいなくなる。となれば、その代わりとなる選手が必要だ。では、マンCはどんな中盤戦士を彼らの後釜に据えるべきなのだろうか。そんな中、「彼らにとって完璧なサインになるはず」と一人の選手を英『Manchester Evening News』が猛プッシュしている。その選手とは、セリエAのブレシアでプレイするイタリア代表MFサンドロ・トナーリだ。
「シティの中盤は今後数年で真価を果たさなければならない。リヴァプールに差をつけられている今こそが、次世代の才能を探す時かもしれない。そうした場合に(アンドレア・)ピルロと(ジェンナーロ・)ガットゥーゾのMIXと言われるトナーリを見逃す手はない。彼はロドリのようにフェルナンジーニョの後継者として、チームへ迎え入れることができるだろう。最終ラインの手前に防波堤を築くことができる選手だ」

「ペップのチームでMFに求められるのは、DFやGKからボールを預かることができる技術、そして落ち着きと相手のプレスに気づくアンテナの高さだ。その点、トナーリは優れたパスレンジを誇り、様々な場所へボールを散らす技術を持っている。より短くシンプルにボールをつなぐペップのサッカーに慣れる必要はあるが、そのビジョンはシティで成功を掴めるだけのものを備えている。トナーリは完璧なブロックを築いたチームを攻め落とすのに最適な選手。シティにとっては理想的なオプションになることだろう」

トナーリはまだ19歳の選手だが、その能力はすでにマンCで通用するレベルにあると同メディアは主張している。はたして、シチズンズはイタリアで伸びてきた超逸材を今後確保することができるのだろうか。“中盤改革”の時期は近づいてきている。

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