今季ベルギーで輝いた“2人”のサムライ 爆速ウイングと魅惑の攻撃的MF 

CLも経験した伊東 photo/Getty Images

合格点をもらった2人

今や日本人選手にとってメジャーな欧州挑戦の場となったベルギー。ここで結果を出して欧州五大リーグへと向かうのが理想的なプランとなるが、今季ベルギーで成功を収めたのは誰か。

残念ながら新型コロナウイルスの影響で早期の今季終了となってしまったが、ブラジル『Globo Esporte』がベルギーでプレイする日本人選手をそれぞれ評価している。

その中で「良好」と評価されたのは、2人。まず1人は、昨季王者として新シーズンに臨んだ27歳の日本代表FW伊東純也だ。今季はチャンピオンズリーグの舞台も経験することになり、伊東にとっても刺激を受けた良いシーズンとなったことだろう。

チーム順位は残念ながら7位まで落ちてしまったが、同メディアは全てのコンペティション合わせて6得点9アシストの成績を残した伊東のことを高く評価している。爆発的なスピードを活かしたドリブル、さらには1試合平均4.9本も放つクロスも評価ポイントになっているようだ。

今季はオランダ・PSVで堂安律が苦戦していたこともあり、森保ジャパンの右サイド争いで堂安にプレッシャーをかけることができたのではないか。

そしてもう1人は、3位入りのシャルルロワでプレイするMF森岡亮太だ。アンデルレヒトでは苦戦したものの、昨年1月よりレンタル移籍したシャルルロワでは安定のパフォーマンスを披露。

今季も中盤以降はややペースダウンしたが、リーグ戦最初の11試合で6得点を記録した。同メディアは森保ジャパン入りは厳しいと見ているようだが、それでも今季の評価は良好。ベルギーでは攻撃的MFとして実力を認められている。

その他にはシント・トロイデンのGKダニエル・シュミット、FW鈴木優磨らも奮闘したが、評価は並だ。昨夏にアントワープ入りしたMF三好康児は、東京五輪世代では久保建英や堂安、冨安健洋らと同じレベルにはないと厳しい指摘を受けている。シーズン中盤に怪我で離脱したのも痛かったか。

成功と評価された者はあまり多くないが、伊東に関しては森保ジャパンにとっての収穫か。そのスピードはベルギーでも認められており、日本代表でも貴重なオプションの1つとなるだろう。

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