アーセナルはサリバの相方も狙っている 若き“ツインタワー”で堅守完成へ

サンテティエンヌのフォファナ photo/Getty Images

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逸材コンビが揃う可能性

アーセナルには来季からフランス期待のセンターバックであるDFウィリアム・サリバが合流する。今季は1年間のレンタルという形でサンテティエンヌに留まった同選手だが、その実力は欧州でプレイする若手の中でもトップクラスと評判だ。長年守備力が課題とされていたガナーズ。しかし、来季はサリバが加わることによって、ようやく強固なディフェンスラインを手に入れることができるかもしれない。

しかし、サリバ一人ではやはり心許ないという意見もあるだろう。ミケル・アルテタ新監督の下でシュコドラン・ムスタフィが急成長を見せているが、相方候補のチョイスにはやや不安が残る。ダビド・ルイスはすでにベテランで、冬に獲得したパブロ・マリは来季以降の去就が不透明。期待のロブ・ホールディングも怪我がちでなかなか出場機会を得られておらず、ソクラティス・パパスタソプーロスは今季序列を落としている。

そんな状況にあるアーセナルが夏に新たなセンターバックを狙っていると英『THE Sun』が伝えている。それはサンテティエンヌでサリバの相棒を務めている19歳のウェスレイ・フォファナ。身長190cmの恵まれたフィジカルが魅力の選手で、フランス国内における評価は同い年のサリバにも引けを取らない逸材だ。スプリント力や足元の技術こそまだ発展途上だが、192cmのサリバと共にサンテティエンヌの“ツインタワー”として守備陣を牽引している。
フォファナが記録している今季の空中戦勝率は71.59%で、DFとしてリーグ7位につけている(『SofaScore』より)。まだ10代ということ考えれば十分なスタッツと言えるだろう。前述したアーセナルのセンターバックの平均身長が188cmということを考えても、最終ラインに高さを加えることができるフォファナのような存在は貴重だ。

長きにわたってセンターバックを泣き所としているアーセナルだが、いよいよその弱点がストロングポイントに変わる日がやってくるのだろうか。アーセナルの最終ラインに若き“ツインタワー”が揃う日もそう遠くはないかもしれない。

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