レアル“3番手CB”は意地を見せる時 リーグ戦再開後に22歳の真価試される

昨夏レアルに加入したミリトン photo/Getty Images

アピールチャンス到来か

今季前半戦は少しばかり苦しんだが、レアル・マドリードの22歳DFはここからその真価を発揮できるか。昨夏ポルトから加入したブラジル代表DFエデル・ミリトンが、リーグ戦再開後に試練の時を迎えることとなりそうだ。

ブラジル期待の新星として、満を辞してレアルにやってきたミリトン。しかし、今季もレアルのセンターバックはセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランのコンビが鉄板で、彼は現状3番手の地位に甘んじている。エデン・アザールやルカ・ヨビッチらと共に「物足りない新戦力」の1人としてカウントされることもあり、現状は苦しい時間を過ごしていると言っていいだろう。しかし、スペイン『as』はリーグ戦再開となればミリトンに絶好のチャンスが巡ってくると主張する。

その理由は他ならぬ過密日程だ。各コンペティションが再開されれば、スケジュール消化のために試合間隔が短くなることほぼ確実。毎週のようにミッドウィークもゲームをこなさなければならない状況となる。この厳しい状況を乗り切るため、ジネディーヌ・ジダン監督はミリトンにも一定の出場機会を与えることが予想される。

『as』はこの期間こそ「ミリトンがポルトガルで示したトップフォームに戻る時」と、半年で落としてしまった評価を再浮上させるキッカケと捉えている。S・ラモスは34歳と若くなく、ヴァランも勤続疲労が気になってくるはず。そこでミリトンが活躍すれば、一気に序列が変わってもおかしくはない。22歳にとって、この中断後はまさに勝負所と言えよう。

決して“期待外れ”というほどではないものの、レアルで少し苦しい時間を過ごしていたミリトン。はたして2019-20シーズンの終盤戦でこのブラジル代表DFはその実力を指揮官やファンに示すことができるか。若き逸材DF“逆襲の時”は刻一刻と近づいている。

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