マンUはサンチョの獲得レース制さないとマズい? 代役候補は残留希望か

マンUがサンチョの代役としてリストアップしているとされるシャルケのマトンド photo/Getty Images

シャルケで伸びるスピードスター

今夏マンチェスター・ユナイテッドはドルトムントのイングランド代表FWジェイドン・サンチョの確保に全力を注ぐとされている。しかし、今や彼は“超”がつくほどの人気銘柄となっているだけに、確保できるかは怪しいところだ。

現在はチェルシーなども獲得に興味を持っているとされており、ミッションが失敗に終わる可能性も少なくはないだろう。だが、マンUとしてはどうしてもアタッカーの補強は行いたいところ。サンチョ獲得に失敗したとすれば、その代役探しに奔走しなければいけない状況と言える。

そんな中でマンUが目をつけているのがシャルケに所属する19歳のFWラビ・マトンドだ。まだサンチョほどの実力者とは言えないが、そのポテンシャルは高い。爆発的なスピードを武器にしたドリブルは圧巻で、一瞬で対峙した相手を置き去りにしてしまう。マンチェスター・シティの下部組織時代にはフィットネステストで記録した短距離走のタイムが、トップチームの選手も含めた中で最速だったという逸話も。両足使える器用さも魅力的だ。

今季はシャルケでここまでリーグ戦14試合に出場し、着実にトップの舞台で経験を積んでいるマトンド。サンチョの保険としては申し分ないだろう。しかし、マトンド自身にシャルケを離れる意思はないか。英『Manchester Evening News』のインタビューで、同選手はこれについて次のように語っている。

「ユナイテッドからの関心について訪ねてくる人は多いよ。でも、今は本当にそれについて考えてはいないんだ。僕はまだシャルケで達成すべき目標がある。それに完全に集中しているんだ。そうすれば、いろんな物が見えてくるはずだからね。しばらくはシャルケのためにプレイして、彼らが僕へ投資してくれたものを還元したい。将来は何が起こるかわからないけれどね」

移籍を完全に否定こそしなかったものの、自分の心はシャルケにあると語ったマトンド。マンUはこの男を保険と考えているかもしれないが、獲得のミッションは困難を極めることとなりそうだ。イングランドの名門はサンチョをどうしても確保しなければいけなくなったか。

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