スアレスやコウチーニョのように…… リヴァプールOBが警戒する“お金の誘惑”

リヴァプールのリヴァプールの攻撃を支えるサラーとマネ photo/Getty Images

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元イングランド代表MFジョン・バーンズ氏が、現役時代にプレイした古巣リヴァプールへ警鐘を鳴らしている。

昨季に欧州制覇を成し遂げ、今季も圧倒的な力でプレミアリーグの首位に君臨するリヴァプール。現在最強のクラブとの呼び声も高く、最も勢いに乗っているチームだ。そんなチームを支えているのが、モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの強力な3トップ。この3選手で今季もここまで半数以上のゴールを生み出しており、近年の躍進の原動力といっても過言ではない。

ただ、その3選手のうちサラーとマネには以前から多くのクラブが興味を示し、今夏の移籍市場でも移籍の噂が絶えない。そしてリヴァプールには、ルイス・スアレスやフィリペ・コウチーニョのように大金を積まれて主力が退団していった過去があることから、クラブOBのバーンズ氏も“お金の誘惑”による主力らの流出を警戒しているのかもしれない。英『Mirror』によると、同氏は次のように述べたという。
「今日、サッカー選手を引きつけるのは、彼らが得ようとする給料だ。マネであろうとサラーであろうと、選手であればクラブから週給100万ポンドのオファーが届けば、クオリティや立場に関係なく、そのクラブへ移籍するだろう。これが近代のフットボールの現実だよ。我々リヴァプールも多くの素晴らしい選手たちが去っていった。トーレスにスアレス、コウチーニョとかね」

「ピッチ上での成功により、リヴァプールが少し鍛えられるのは素晴らしいことだが、来た選手は最終的に出ていく。私はファンへ常に、選手ではなくクラブをサポートするように言ってきた。選手は自分の意思に反して、クラブに残ることを強いられなければならない。クラブよりも選手の立場が強くなっていることで、ピッチ上でのパフォーマンスに対する責任が弱くなってしまっている。幸いなことに、クロップはうまく選手とクラブをコントロールしているため、このような状況が発生しないと確信しているけどね」

移籍は決して悪いことではないが、ファンにとっては少しでも長くクラブにとどまってもらいたいところ。はたして、サラーやマネは偉大な先輩たちのように、近いうちにチームを去っていくこととなるのか。

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