チームメイトでも18歳の利き足わからない マンUで伸びる魅惑の“変幻自在FW”

PKは右足で蹴るグリーンウッド photo/Getty Images

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プロでも見極められず

サッカーは主に足でボールを扱うスポーツである以上、両足を使えた方がお得だ。なかには、昨季限りで引退したアリエン・ロッベン氏のように利き足だけで全てを完結させてしまうような選手もいたが、それは特別すぎる例だ。間違いなく、両足を自在に使えた方が多くの選手にとっては有利だ。

とはいえ、“言うは易く行うは難し”との言葉があるように、両足を同じレベルで扱えるようになるには相当な鍛錬が必要だ。特にまだデビューして間もない若手にそれを求めるのは酷な話かもしれない。

しかし、マンチェスター・ユナイテッドにはそんな無理難題を軽々こなしてしまう18歳がいる。FWメイソン・グリーンウッドだ。彼の利き足は左足とされているが、PKを右足で蹴ったり、FKを左足で蹴ったりとファンの間ではその変幻自在ぶりが話題となっている。そんなグリーンウッドの利き足は結局のところどちらなのだろうか。
オーレ・グンナー・スールシャール監督曰く、「最初は左利きだったが、今では両方」。チームメイトの間でもグリーンウッドの利き足はまだ謎のままのようで、MFジェシー・リンガードはこれについて英『Sky Sports』へ次のように語っている。

「メイソンは試合でどのようにプレイすべきかを知っている選手なんだ。それに左右両足でシュートを打てるのはすごいね。今日まで、彼の利き足がどちらなのか僕にはまだわかっていないよ。フリーキックは左足で蹴るし、コーナーキックは右足で蹴る。加えて、チャンスを与えられれば、メイソンは必ず自分に何ができるかを示す。年齢なんて関係ない。彼はその日にできる限りのパフォーマンスを披露するんだ。急速に成長しているね」

リンガード以外にも、MFファン・マタやDFヴィクトル・リンデロフらが過去に「メイソンの利き足がまだわからない」と発言している。プロが見ても左右の足で全く同じレベルのキック精度を誇る18歳。まさにモンスターと言うべきか。

『Sofa Score』では左足、『transfermarkt』では両足など、各種データサイトでもその利き足表記が分かれているグリーンウッド。はたして、その表記が統一される日はこの先やってくるのだろうか。変幻自在の若きストライカーは、これからもその両足で相手GKを翻弄する。

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