アッレグリは「管理の達人」、サッリは…… ボヌッチが語る2人の違い

2人の指揮官について語ったボヌッチ photo/Getty Images

情熱的な戦術家

ユヴェントスに所属するイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチが、マッシミリアーノ・アッレグリ前監督とマウリツィオ・サッリ現監督の違いについて語っている。

2014年から5年間にわたってチームの指揮官を務めたアッレグリ監督のもとで、前人未到のセリエA8連覇を成し遂げ、イタリアの絶対王者となったユヴェントス。欧州最高峰のコンペティションであるチャンピオンズリーグでも素晴らしい活躍を見せるも、欧州王者へはあと一歩届かず。こういった状況もあり、悲願のビッグイヤー獲得へ向けて、昨季をもってアッレグリ体制に終止符を打ち、新たにサッリ監督を招聘した。

今季は新体制ということもあり、これまでと異なるフォーメーションやスタイルを実践し、苦しい試合運びとなることも少なくない。ただ結果だけ見れば、ここまでセリエAの首位に立っており、CLでも順調にコマを進めている。サッリ体制1年目はまずまずの出来と言っていいのではないだろうか。そんな中、伊『Gazzetta dello Sport』インタビューに応じたボヌッチが、前指揮官と現指揮官について次のようなコメントを残している。

「違いは明らかだよ。アッレグリはロッカールーム、そしてシーズン中の最も難しい瞬間や試合の管理にとても優れていたね。彼はここでの5年間で、これらのことにおいて達人だった」

「サッリは最新の注意を払い、情熱的な戦術家かな。彼は良いサッカーを披露することを好む。ただ、ビアンコネロであることの意味も学んだ。私たちと一緒に過ごし、彼が大きく成長するのを見てきたよ。彼はサッカーに関する豊富な知識を持っているが、自分自身に問いかける方法も知っている。彼にはこのチームのダイナミックさを理解する謙虚さを持っていたんだ。本当に嬉しかったし、驚いたよ」

「サッリとは毎日のように連絡をとっており、深い話し合いをする瞬間がある。僕がサッカーを理解して改善したいと思っているように、彼も改善したいと思う人だ。これにより、彼のスタイルは私が知っていたものとは異なっており、オリジナルのサッカーになってるよ」

はたして、ユヴェントスはサッリ監督のもとでも連覇を継続し、アッレグリ前監督が成しえなかった悲願の欧州制覇を手にすることができるのか。

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