2000-2001シーズン以降のセリエA得点ランク トッティ超えの1位は[映像アリ]

2010年までユヴェントスに在籍していたトレゼゲ(左)と、現在同クラブでプレイしているイグアイン(右) photo/Getty Images 

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気になるトップ10は

新型コロナウイルスの蔓延による中断を経て、再開日が6月20日に設定されたイタリア・セリエA。リーグ戦再開に先立ちコッパ・イタリアの準決勝が同月12日と13日、決勝が17日に行われる予定だが、過去の名勝負や名選手のプレイを懐かしみながら今回の中断期間をやり過ごし、イタリア・サッカー再開の瞬間を心待ちにしているファンも多いのではないか。

そこで今回はデータサイト『Transfermarkt』の統計をもとに、2000-2001シーズンから現時点までのセリエA得点ランキング・トップ10を作成してみた。あなたのお気に入りの選手は、このランキングに名を連ねているだろうか。

10位:ゴンサロ・イグアイン(現ユヴェントス/FW)


00-01シーズン以降のセリエA出場数:215試合

00-01シーズン以降の得点:122ゴール

ナポリの一員としてプレイした2015-2016シーズンのセリエAで36ゴールを挙げ、1シーズン中の同リーグ最多得点記録を66年ぶりに更新。ミランへ移籍した2018年の夏以降は調子を落とし、2019-2020シーズンのセリエAでも26試合消化時点で5ゴールと真価を発揮できていない同選手だが、ナポリやチェルシー在籍時の恩師であるマウリツィオ・サッリ監督(現ユヴェントス)のもとで復活を遂げることができるだろうか。





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9位:ダビド・トレゼゲ(元ユヴェントス/FW)


00-01シーズン以降のセリエA出場数:214試合

00-01シーズン以降の得点:123ゴール

2000年から2010年までユヴェントスに在籍。ヘディングシュートとボレーシュートのどちらも精度が高く、味方からのピンポイントクロスをほぼ確実に得点に結びつけていた。ルチアーノ・モッジ元GMらの主導による審判買収が明らかとなり(カルチョ・スキャンダル)、2006-2007シーズン開幕を前にセリエB降格を言い渡されたユヴェントスにも残留。セリエAへ復帰した2007-2008シーズンの開幕戦(リボルノ戦)でもハットトリックを達成するなど、同クラブの復権に尽力した。



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今年1月に古巣ミランに戻ってきたイブラヒモビッチ(左)と、今季のセリエA得点ランキングでトップをひた走るインモービレ(右) photo/Getty Images 

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8位:ズラタン・イブラヒモビッチ(現ミラン/FW)


00-01シーズン以降のセリエA出場数:227試合

00-01シーズン以降の得点:125ゴール

数多くの欧州ビッグクラブを渡り歩き、今年1月に古巣ミランへ電撃復帰。38歳となった今でも安定感溢れるポストプレイやアクロバティックなシュートを披露し、低迷中のミランの攻撃を牽引している。かつてミランでプレイし、昨夏より同クラブのチーフフットボールオフィサーを務めていたズボニミール・ボバン氏を今年3月に解任するという経営陣の決定を不服とし、今季限りでの退団を検討していると複数のメディアで伝えられているイブラヒモビッチだが、今後どのような決断を下すのだろうか。




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7位:チーロ・インモービレ(現ラツィオ/FW)


00-01シーズン以降のセリエA出場数:214試合

00-01シーズン以降の得点:126ゴール

今季のセリエA26試合消化時点で27得点。2015-2016シーズンにイグアインが打ちたてた1シーズン中の同リーグ最多得点記録(36ゴール)に迫る勢いで、ゴールを量産している。相手GKのモーションの逆を突くシュートが得意で、幾度となく決定機を物にしているが、今後も好調を維持できるだろうか。この絶対的エースの今後の出来が、20シーズンぶりのセリエA制覇を目論むラツィオの浮沈のカギを握るだろう。




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数多くのイタリアのクラブを渡り歩いたトニ(左)と、2012年までユヴェントスでプレイしていたデル・ピエロ(右) photo/Getty Images 

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6位:アレッサンドロ・デル・ピエロ(元ユヴェントス/FW)


00-01シーズン以降のセリエA出場数:313試合

00-01シーズン以降の得点:129ゴール

言わずと知れたユヴェントスやイタリア代表のレジェンド。敵陣ゴール前の左45度の位置、通称“デル・ピエロゾーン”から放たれる同選手の正確無比なシュートは、幾度となく相手守備陣の脅威となっていた。1997-1998シーズンより2トップでコンビを組んだフィリッポ・インザーギや、トップ下のジネディーヌ・ジダンとも抜群の連係を見せ、同シーズンのUEFAチャンピオンズリーグで得点王に輝いている。







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5位:ルカ・トニ(元パレルモ、フィオレンティーナなど/FW)


00-01シーズン以降のセリエA出場数:344試合

00-01シーズン以降の得点:157ゴール

1994年にモデナでプロキャリアをスタートさせ、その後もパレルモやフィオレンティーナ、ユヴェントスなど数多くのイタリアのクラブを渡り歩いたトニ(43歳/元イタリア代表)。フィオレンティーナに在籍した2005-2006シーズンと、ヴェローナの一員としてプレイした2014-2015シーズンのセリエAで得点王に輝いている。打点の高いヘディングや、相手最終ラインの背後への抜け出しに定評があるストライカーだった。


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現在サンプドリアに在籍中のクアリアレッラ(左)と、かつてミランなどでプレイしたジラルディーノ(右) photo/Getty Images 

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4位:ファビオ・クアリアレッラ(現サンプドリア/FW)


00-01シーズン以降のセリエA出場数:459試合

00-01シーズン以降の得点:162ゴール

ウディネーゼやナポリ、及びユヴェントスなどでのプレイを経て、2016年2月に古巣サンプドリアに復帰したクアリアレッラ(37歳/イタリア代表)。大ベテランの域に差し掛かった今でも得点感覚に衰えは見られず、2018-2019シーズンのセリエAでは26ゴールを挙げて得点王に輝いている。2018年9月2日のナポリ戦で挙げた“バックヒールボレー”でのゴールがプスカシュ賞にノミネートされるなど、未だに高い技術を誇示している同選手だが、今後どこまでゴールを量産できるだろうか。






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3位:アルベルト・ジラルディーノ(元ミラン、フィオレンティーナなど/FW)


00-01シーズン以降のセリエA出場数:497試合

00-01シーズン以降の得点:185ゴール

パルマ、ミラン、フィオレンティーナなどで活躍したストライカー。2004年のアテネ五輪ではグループリーグのU-23日本代表戦(2得点)を含めて計4ゴールを挙げ、同イタリア代表の3位入賞に貢献。2006年のドイツW杯にも出場し、優勝を経験した。スペツィアの一員として出場した2017-2018シーズンのセリエBで6得点を挙げ、同シーズン限りで現役引退。現在はFCプロ・ヴェルチェッリの監督を務めている。



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ユース時代より在籍したローマで現役生活を終えたトッティ(左)と、長きにわたりウディネーゼの攻撃を牽引したディ・ナターレ(右) photo/Getty Images 

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2位:フランチェスコ・トッティ(元ローマ/MF)


00-01シーズン以降のセリエA出場数:445試合

00-01シーズン以降の得点:207ゴール

1993年にローマのトップチームに加わり、2017年の現役引退まで同クラブ一筋を貫いたトッティ(43歳/元イタリア代表)。2000-2001シーズンには元日本代表MF中田英寿と共にセリエA優勝を経験した。2005-2006シーズン以降はルチアーノ・スパレッティ監督よりトップ下からセンターFWへのコンバートを命じられ、適宜中盤へ下りて相手守備陣を引きつける“偽9番(0トップ)”の役割を担うなど、新境地を開拓。軽快かつ細かなボールタッチで幾度となく相手DFを翻弄した。



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1位:アントニオ・ディ・ナターレ(元ウディネーゼなど/FW)


00-01シーズン以降のセリエA出場数:445試合

00-01シーズン以降の得点:210ゴール

2004年から2016年までウディネーゼに在籍し、2009-2010シーズンより2季連続でセリエAの得点王に輝いたディ・ナターレ(42歳/元イタリア代表)。後方からのロングボールを巧みにコントロールする様や、右足から放たれる強烈なミドルシュートが印象的なストライカーだった。2010年の夏にユヴェントスから移籍オファーが届いたものの、愛するウディネの街に残ることを決断。2016年の現役引退まで同クラブのサポーターから愛され続けた。現在はスペツィアのU-17チームの監督を務めている。




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