そのスピードはもはや“飛行機級”!? 爆速の19歳に絶賛は止まらない

バイエルンの左サイドバックとして躍動するデイビス photo/Getty Images

「絶対的なヒットだった」

今季バイエルン・ミュンヘンに現れたシンデレラ・ボーイといえば、左サイドバックへのコンバートで大成功を収めたアルフォンソ・デイビスだろう。ハンジ・フリック政権で息を吹き返した絶対王者の今季ハイライトとしてこの19歳の名前を外すわけにはいかない。

なかでも注目されているのは、その圧倒的なスピードだ。かねてよりバイエルン関係者から「速い」と賛辞を贈られていたデイビスだが、左サイドバックとして長距離スプリントを披露する機会が増えたことで今や欧州でも屈指の“スピードスター”としての評価を得ることに成功している。現地時間5月26日に行われたリーグ戦第28節のドルトムント戦では最高時速35.3kmの超絶スプリントも披露。法定速度40km/hの道路で自動車に混じっても問題ないレベルのスピードというのだから驚きだ。

そんなデイビスのスピードにはクラブOBのイビツァ・オリッチ氏(現クロアチア代表アシスタントコーチ)も衝撃を受けている様子。実際のスピードは自動車に近いが、同氏はもはや彼のことを“飛行機のよう”と表現し次のように語っている。

「お気に入りの選手を誰か一人選ぶとすれば、僕にとってそれはアルフォンソ・デイビスだね。シンプルにバイエルンにとって彼は絶対的なヒットだった。思い出してみても、彼ほど急速にトップクラスへの階段を駆け上がった選手は記憶にないよ。デイビスはウインガーとして加入した後サイドバックにコンバートされた。若い選手がそれほど高いレベルでいきなり機能することは難しいけれど、彼はすぐに頭角を現したんだ。そしてなんと言ってもスピードが素晴らしいよ。マッチアップした相手が良いスタートを切ったと思っても、デイビスは飛行機のようにとんできて状況を逆転させてしまうんだ」

独『Sport Bild』のインタビューに対して、19歳のスピードスターをこのように評価したオリッチ氏。古巣で瞬く間にスターダムを駆け上がったヤングスターに同氏はメロメロなようだ。

バイエルンの左サイドで躍動する“飛行機”デイビス。彼に装備されているジェットエンジンはこれからもフルスロットルで稼働し続けることだろう。

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