成功率“100%”で猛烈アピール マンCの新世代パス職人が見せた抜群の安定感

アーセナル戦でパス成功率100%を記録したフォデン photo/Getty Images

途中投入で存在感

マンチェスター・シティの宝石は着実にスターへのステップを一段ずつ昇っている。そんなことを感じられるパフォーマンスだった。

現地時間17日に行われたプレミアリーグ再開一発目の第28節マンC対アーセナル。結果は3-0でホームのマンCが勝利し、守備に不安の残るアーセナルを粉砕する形となった。試合を通してボールを支配したマンCは盤石だったと言っていいか。このゲームで彼らが記録したボールポゼッション率は67%。後半には実に80%を超える時間帯もあり、アーセナルを圧倒した。

その中で輝いた選手といえば、先制点を挙げ、2点目となるPKもゲットしたFWラヒーム・スターリングを挙げる人も多いだろう。しかし、途中投入され渋く活躍した若手も忘れてはいけない。65分から出場し存在感を放った20歳MFフィル・フォデンだ。

後半アディショナルタイムには、反撃に出てきたアーセナルにトドメをさす3点目を挙げたフォデン。これだけでも彼はグアルディオラ監督の期待に応える活躍を見せたと言える。だが、フォデンが爪痕を残したのはそれだけでなかった。英『Squawka』は、フォデンがこのアーセナル戦で得点以外にもかなりハイレベルなパフォーマンスを披露していたことを示す“あるスタッツ”を紹介している。

それはパス成功率。同メディアによると、この試合でフォデンは19本のパスを試みているのだが、なんとその全てを味方に通してみせたのだという。後半からの途中出場、そしてアーセナルが1人少ない状況ということもあったが、それでもパス成功率100%というのは驚きの数字と言えるだろう。

グアルディオラ監督の志向するポゼッションサッカーに欠かせぬワンピースとして着実に存在感を示し始めているフォデン。マンCは今季限りで中盤の司令塔として君臨してきたMFダビド・シルバが退団するが、その穴はこの男でバッチリと埋めることができるか。進化する20歳のプレイにはファンも納得したことだろう。

●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!

電子マガジン最新号は、「欧州サムライ伝説」第2章。2010年代に入り、多くの日本人選手が欧州へ羽ばたいた時代へ。香川真司、長友佑都、本田圭佑、岡崎慎司、長谷部誠ほか……。欧州で足跡を残したサムライたちの偉業を豊富な写真とともに振り返ります!

http://www.magazinegate.com/theworld/

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ