選手への負担を考慮してプレミアリーグでも再開後は5人まで選手交代が認められることになっており、この新ルールによって若い選手たちの出番も増えてくるだろう。
そこで英『Daily Mail』は、この新ルールの恩恵を受けるであろう若手選手たちを一気に紹介している。
1.ティーノ・アンジョリン(MF/チェルシー/18歳)
今月に入ってチェルシーとの契約を5年延長したばかりのアンジョリンは、チェルシーの優秀な下部組織が生み出した新たなスター候補生だ。
指揮官フランク・ランパードは積極的に若手を起用してきたが、同メディアは攻撃的MFアンジョリンも出番確保までそう遠くない位置にいると評価する。すでにプレミアリーグの舞台も経験しており、交代枠増加で試合途中からの出番も増えるか。
2.トロイ・パロット(FW/トッテナム/18歳)
アタッカーの選手は交代枠増加の影響を受けやすいかもしれない。トッテナムでハリー・ケインに続く存在になることが期待されているパロットは、この若さでアイルランド代表デビューまで果たしている若手実力者だ。
まだまだプレミアで通用するかは微妙なところだが、短時間でも出番を与えていきたい選手だ。
3.カーティス・ジョーンズ(MF/リヴァプール/19歳)
もし南野拓実が中盤に入るならば、ジョーンズはライバル候補の1人ということになる。リヴァプールの中盤は競争が激しいが、ジョーンズは今季のFA杯で2得点を記録するなど、才能は確かだ。
同メディアも準備が出来ていると伝えており、攻撃的MFとして試す価値はある。
4.ハーヴェイ・エリオット(FW/リヴァプール/17歳)
リヴァプールの若手組はまだ続く。すでにサポーターのハートを掴みつつあるレフティーアタッカーは、まずモハメド・サラーのバックアッパーを目指したい。
カップ戦では好パフォーマンスを披露しており、先ほど紹介したパロットと同じく試合終盤にチャンスを与える形で経験を積ませていきたいところだ。
5.エリック・ガルシア(DF/マンチェスター・シティ/19歳)
こちらはすでに再開後のピッチに立った。バルセロナのカンテラで育ってきたセンターバックのガルシアは、17日に行われたアーセナル戦に先発出場。試合終盤にGKと衝突して負傷交代するアクシデントに見舞われたが、この一戦でいきなり先発を任せたところに指揮官ジョゼップ・グアルディオラからの信頼が感じられる。
マンCにとってはジェラール・ピケ2世といったところで、大事に育てていきたい選手の1人だ。
6.ジェイムズ・ガーナー(MF/マンチェスター・ユナイテッド/19歳)
マンUの中盤に欠けるゲームメイカータイプのガーナーは、NEXTマイケル・キャリックやNEXTポール・スコールズとして期待されている。
ポール・ポグバが戻ってくるため中盤の競争は激しくなるが、その中でガーナーにまで出番は回ってくるのだろうか。やや厳しいところだが、指揮官オーレ・グンナー・スールシャールが交代枠をどう使うのか見ものだ。
7.フォラリン・バログン(FW/アーセナル/18歳)
現在のアーセナルでは若手が躍動しており、前線でもガブリエウ・マルティネッリにリース・ネルソン、エディ・エンケティアがチャンスを得ている。
それに続くことが期待されているのがバログンで、今季もU-23のカテゴリーで15戦10ゴールと爆発している。同メディアも輝くチャンスがあるのではと期待をかけているが、バログンも躍動する若手組に入れるか。
8.ジョージ・ハースト(FW/レスター・シティ/21歳)
シェフィールド・ウェンズデイなどで活躍したデイビッド・ハーストを父に持つジョージは、同じくシェフィールド・ウェンズデイの下部組織を経て昨年レスターへ加入したアタッカーだ。
まだトップチームで出番は得ていないが、191cmのストライカーはU-23のカテゴリーで14戦9ゴールと結果を残している。
9.テイラー・ペリー(MF/ウォルバーハンプトン/18歳)
ヨーロッパリーグと国内カップ戦で出番を得ているペリーは、すでに指揮官から信頼を受けているとされる攻撃的MFだ。
モーガン・ギブス・ホワイトに続くことが期待されており、同メディアも十分にチャンスはあると見ている。
10代のプレイヤーがかなり多く選出されているが、彼らにチャンスは巡ってくるのか。交代カードが5枚に増えたことで、指揮官も思い切った策が取りやすくなるはず。そこでフレッシュな彼らに出番が回ってくることに期待したい。