本命ではなかった男が中心選手へ トッテナムで22歳の新鋭が成り上がる

トッテナムのベルフワイン photo/Getty Images

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獲得の第一候補ではなかった若きFW

指揮官にとってもこの22歳は掘り出し物だったということか。トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督が自軍で頭角を現している若者に賛辞を送っている。

その若者とは、今冬PSVから加入したオランダ代表FWステーフェン・ベルフワインだ。かねてより若き実力者としてエールディヴィジでは知られた存在だった同選手。だが、ここまで早くチームにフィットするとはファンも少し意外に思ったことかもしれない。先日行われたマンチェスター・ユナイテッド戦では、鋭い突破からの強烈なシュートで貴重な先制ゴールを挙げている。

しかし、今冬移籍市場においてトッテナムがベルフワインを獲得したのは、少し想定外の事態だったという。モウリーニョ監督曰く、スパーズには同選手よりも獲得の優先度が高かった実力者いた様子。だが、指揮官はそれでも実力を示しているベルフワインには大いに満足しているようで、次のように称賛の言葉を送った。英『Daily Mail』が伝えている。
「ベルフワインは良い選手だよ。初めの頃、彼は私にとって移籍市場におけるファーストチョイスではなかったんだけどね。でも、彼を獲得したことをクラブと喜んでいるよ。結果的にそれは素晴らしい決断だったとね。ベルフワインは目の前に明るい未来が待っている若者だ。彼と一緒に仕事ができてとても幸せだね」

他に本命の存在がいたということで、当初は一種の“穴埋め補強”と見られていたベルフワイン。しかし、今や彼は指揮官のハートをガッチリと掴んで離さないほどの存在感を放っている。その実力で周囲の信頼を勝ち取った22歳の新鋭。ここからトッテナムが逆襲劇を披露することとなれば、その中心にいるのはこの男かもしれない。

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