これぞ真の“シャットアウト” リヴァプールが圧巻の記録を打ち立てた

クリスタル・パレスに快勝したリヴァプール photo/Getty Images

完封の内容に注目

これが真の強者ということなのだろうか。現地時間24日に行われたプレミアリーグ第31節クリスタル・パレス戦で、リヴァプールが圧巻の戦いぶりを披露した。

相手は中断前も含めて直近4試合で無失点勝利を挙げているクリスタル・パレスだった。しかし、今季首位を独走するリヴァプールにはそんなことなど関係ない。23分にDFトレント・アレクサンダー・アーノルドが直接FKを沈めて先制すると、前半終了間際の44分にはFWモハメド・サラーが追加点。後半にもさらに2点を加えて4-0と圧勝を収めた。

この試合でリヴァプールが記録したボール支配率は実に74%。彼らがどれだけ主導権を握ってクリスタル・パレスを圧倒していたかが、この数字からもうかがえる。4発大勝というのも多くの人が頷けるはずだ。しかし、この試合で注目すべきは無失点の方の内容だったかもしれないと英『Daily Mirror』は主張する。

実はリヴァプール、このクリスタル・パレス戦で恐るべき記録を達成しているのだ。それはこの試合で一度たりとも、相手チームに自陣ボックス内でボールタッチを許さなかったというもの。これはデータサイト『Opta』が統計を開始した2008年以降で初の快挙だという。主導権を握り続けたことで、彼らは見事に相手を自陣ゴールから遠ざけていたのだ。

攻撃は最大の防御ともよく言うが、それがここまで顕著な結果を見せたのはかなり面白いことと言えるだろう。偉大なチームには偉大な記録がつきものだ。

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