欲しいのは本当にサンチョか “ファーガソンの右腕”はマンUに問いかける

マンUが獲得に乗り出すとされるサンチョ photo/Getty Images

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もうウインガーは十分か

マンチェスター・ユナイテッドが長く追い続けているアタッカー。それはドルトムントに所属するイングランド代表FWジェイドン・サンチョだ。たしかにワイドな位置からチャンスを創出し、自分でもゴールを決めることができる彼が加わればマンUの前線はより豪華なものとなるだろう。

しかし、アレックス・ファーガソン元監督の右腕だった男は、本当にマンUはサンチョを必要としているかと古巣に疑問を投げかけている。2007年から2013年までマンUでアシスタントコーチを務めたレネ・ミューレンスティーン氏は、同タイプのアタッカーが多く揃っている中でサンチョは赤い悪魔に不要ではないかと主張。英『talkSPORT』に対して、本当に必要なのはロベルト・レヴァンドフスキのような絶対的ストライカーだと次のように語っている。

「彼らはオディオン・イガロのように、ある一定の時期にチームを助けることができる選手を獲得した。そして実際、イガロはよくやっていたね。だけど、ラッシュフォードやマルシャルを見てみると、彼らは真の意味でストライカーとは言えない選手ばかりだ。グリーンウッドも同様だね・彼らはワイドなゾーンからチャンスを生み出す選手だ」
「そういいう意味ではサンチョも同じだよ。私が今のユナイテッドに足りないと思っているのはロベルト・レヴァンドフスキのようなストライカーだ。相手の最終ラインと駆け引きし、味方を繋ぎ合わせてボックスの中で勝負する。そんな選手を手に入れることが難しいのは重々承知だがね。サンチョの獲得には多くのお金がかかるというじゃないか。彼らが強化したいのは本当にそのポジションかい?」

ラッシュフォードやマルシャル以外にも、マンUにはダニエル・ジェイムズやジェシー・リンガードといったウイングタイプの選手が多い。サンチョ加入となれば戦力アップは間違いなしだが、やはり優先したいのは中央でどっしりと構えることができる9番タイプか。マンUはそのあたりをしっかりと見定めてから、移籍市場に臨んでほしいところだ。

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