来季はCFで大爆発か アヤックスFWが“28歳”から見つける新境地

アヤックスのプロメス(中央) photo/Getty Images

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タディッチの代役候補に抜擢か

アヤックスにおいて唯一無二の存在。現在ファンの間でそんな評価を受けているのが、背番号10をその身に纏うセルビア代表FWドゥシャン・タディッチだ。

2018年夏にアヤックスへ加入して以降、目覚ましい活躍を披露しているタディッチ。サウサンプトン時代にはゲームメイカーの印象もあったが、アヤックスではストライカーとしてここまで在籍2シーズンで早くもクラブ通算54得点をマークしている。完全に驚異のストライカーへと変貌を遂げ、昨季チームのチャンピオンズリーグ・ベスト4入りにも貢献した同選手。今では主将としてもアヤックスになくてはならない存在だ。

今後もその活躍に期待がかかるタディッチ。しかし、彼はもう31歳。すでにベテランの域に差し掛かっており、これからもフル回転で試合に出場できるかが怪しいところだろう。そこでアヤックスのエリック・テン・ハーグ監督は、タディッチ不在時におけるセンターフォワードのオプションを用意するようだ。
蘭『VOETBALPRIMEUR』によると、それはなんとも意外な人物だという。普通に考えてみれば、クラース・ヤン・フンテラールやラシナ・トラオレといったCFが本職の選手を据えるべきだろう。しかし、テン・ハーグ監督は普段左ウイングを主戦場とするクインシー・プロメスを、タディッチの代役第一候補として考えているようだ。プロメスの最前線中央における出場はこれまで所属したクラブで何回かあるものの、アヤックスではいまだゼロに近い。本当に彼で代役が務まるのだろうか。

しかし、指揮官は今季プロメスに何度かトップ下のポジションを任せた中で、彼に中央適性を見出したのだという。タディッチも元来は左ウイングの選手だったが、テン・ハーグ監督は同選手からも似たようなセンスを感じ取ったか。来季アヤックスで新境地を開拓するかもしれない28歳。このコンバートがどのような結果となるのか非常に楽しみだ。

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