“ヤング・バイエルン”も世界レベル? 25歳以下で組むイレブンが豪華だ

バイエルンのザークツィー photo/Getty Images

今季で若返りは一気に進んだ

今季もブンデスリーガを制したバイエルンでは、シーズン開幕前から若返りがビッグテーマとなっていた。昨季限りでアリエン・ロッベンとフランク・リベリを失い、世代交代が必要なタイミングがきたのだ。

しかし、今季のリーグ戦を消化したチームを振り返るとどうだろう。若返りへ向けて大きな一歩を踏み出せたのではないか。

3日にはマンチェスター・シティからFWレロイ・サネ獲得で合意に達したが、これでピースはかなり揃ってきたことになる。英『GIVE ME SPORT』が「25歳以下の選手で組む現バイエルン・ベストイレブン」を作成しているが、顔ぶれはなかなかに豪華だ。

GK
アレクサンダー・ニューベル(23)

DF
バンジャマン・パヴァール(24)
ニクラス・ズーレ(24)
リュカ・エルナンデス(24)
アルフォンソ・デイビス(19)

MF
ジョシュア・キミッヒ(25)
コランタン・トリッソ(25)
レオン・ゴレツカ(25)

FW
セルジュ・ニャブリ(24)
レロイ・サネ(24)
ジョシュア・ザークツィー(19)




すでにGKはシャルケからニューベルの獲得を決めており、同選手がマヌエル・ノイアーの後継者候補ということになる。

最終ラインでは今季デイビスが左サイドバックで大ブレイクすることになり、ダビド・アラバを失っても左サイドバックは安泰だろう。エルナンデス、ズーレ、パヴァールもコンディションさえ安定していれば十分に戦力となる。

中盤ではゴレツカがロックダウン中に肉体改造に成功してフィジカルモンスターに進化したことも話題を呼んだ。キミッヒとゴレツカはバイエルンを今後5年は引っ張っていけるだろう。

前線は新戦力のサネに加え、ロベルト・レヴァンドフスキ2世候補のザークツィーがプチ・ブレイクを果たした。ブンデスリーガでも得点力が通用することを証明しており、2、3年後にはトップレベルのストライカーへ成長しているはず。オランダ代表でもエースになれるだけの素質は備えている。

さらに控えには24歳のFWキングスレイ・コマン、将来が期待されている20歳MFミケール・キュイザンス、そして今夏にはパリ・サンジェルマンから18歳DFタンギー・クアッシの獲得まで決めている。

ブンデスリーガ公式はクアッシをマッツ・フンメルス風のDFと紹介しており、こちらも貴重な若手タレントだ。

ブンデスリーガを制しながら世代交代への一歩を踏み出したバイエルン。今季はクラブにとって大きなシーズンとなったと言えよう。

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