「ベイルのことを思い出した」 マンU“次世代エース”の肉体変化に集まる注目

マンUのグリーンウッド photo/Getty Images

リーグ戦再開後は絶好調

マンチェスター・ユナイテッドの新たなスター候補が止められなくなってきた。18歳のFWメイソン・グリーンウッドが、とてもまだティーンエイジャーだとは思えぬ大活躍を披露している。

かねてより高く評価されていたが、ここまでとは……。ファンの多くがそう思っているはずだ。リーグ戦中断前からその才能を遺憾なく発揮していたグリーンウッドだが、再開後にはさらに得点ペースを上げている。直近2試合で3ゴールの活躍を披露している若き怪物の躍動に驚いた人も多いだろう。

特に圧巻だったのは前節ボーンマス戦。29分に左足で強烈なミドルシュートを相手ゴールに突き刺したグリーンウッドは、54分に今度は巧みな突破から右足でビューティフルゴールを挙げている。どちらも難易度の高いシュートで、両足使える利点を存分に見せつけたパフォーマンスだったと言っていい。

そんなリーグ戦再開後に出色のパフォーマンスを披露しているグリーンウッドを見て、かつてトッテナムでプレイしていた頃のウェールズ代表FWガレス・ベイル(現レアル・マドリード)を思い出したと語る人物がいる。それはスパーズ時代にベイルと同僚だった元イングランド代表MFジャーメイン・ジェナス氏。同氏はリーグ戦再開後にグリーンウッドが活躍している理由として、肉体の変化を挙げ次のように述べた。

「グリーンウッドはリーグ戦の中断後、以前とは見違えるような肉体を手に入れて戻ってきたね。それを見て、私はガレス・ベイルのことを思い出したよ。彼に関しても似たようなことがあったのを覚えている。ベイルもある夏、大幅に肉体を改造してチームに戻ってきたんだ。それを最初に見た時、私は思わず『この人は誰?』って思ってしまったよ」

「そして、グリーンウッドのフィニッシュも致命的だ。ボーンマス戦でマンUは特別なものに遭遇した。彼は左足で素晴らしいシュートを突き刺した後に、右足でも同じことをしてみせたんだ。この調子で成長を続けるのであれば、彼は今後数年でワールドクラスのスターになれると思うよ」

ジェナス氏がこのように語ったことを英『Daily Mirror』が伝えている。たしかに、リーグ戦再開後のグリーンウッドは身体的な強さが増した印象だ。以前はまだ若いだけに線が細かったものの、中断期間中にしっかりとトレーニングを積んだのだろう。今では肩幅もガッチリとしており、中途半端な寄せではそう簡単にバランスを崩さない。

プロ仕様の肉体を手に入れさらなる高みを目指すグリーンウッド。はたしてこの18歳は今後のキャリアでどこまで選手として高みに到達することができるのか。マンUで若きモンスターが本格的に覚醒しようとしている。

●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!

電子マガジン最新号は、「欧州サムライ伝説」第2章。2010年代に入り、多くの日本人選手が欧州へ羽ばたいた時代へ。香川真司、長友佑都、本田圭佑、岡崎慎司、長谷部誠ほか……。欧州で足跡を残したサムライたちの偉業を豊富な写真とともに振り返ります!

http://www.magazinegate.com/theworld/

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ