もう “1279分間”もリーグ戦で無得点 英雄だった男が迎える試練の時

リーグ戦でしばらく得点がないモウラ photo/Getty Images

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昨季はCL準決勝で大活躍も

昨季はシーズン終盤戦にチャンピオンズリーグで大活躍を披露した快速ストライカーだが、このままではそう遠くないうちに今の立場を失ってしまうか。トッテナムのブラジル人FWルーカス・モウラが試練の時を迎えている。

2018-19シーズンはCL準決勝2ndレグでアヤックス相手にハットトリックを達成するなど、スーパーサブとして随所で印象的な活躍を披露したモウラ。しかし、今季の彼はジョゼ・モウリーニョ監督の下でスタメン出場の機会を得ながら、なかなか結果を出すことができていない。ここまでリーグ戦30試合で4ゴール2アシストという数字は、役割を考えれば物足りなさを感じずにはいられない。

現地時間6日に行われたエヴァートン戦でも、これといったインパクトを残すことができなかったモウラ。そのパフォーマンスから、ファンの間では「冬の加入から存在感を示すステーフェン・ベルフワインを起用した方がいいのでは」との声もあがっており評価は芳しくない。そんな中、英『Daily Mail』もこのブラジル人FWが試練の時を迎えていると主張する。
「昨季CLのアヤックス戦でモウラは間違いなくチームの英雄だった。しかし、アムステルダムでの記憶がどれほど美しいものであったとしても、その思い出をいつまでも味わい続けることはできない。モウラは何か新しいものをトッテナムにもたらさなければならない状況にある。彼はそろそろプレミアで得点を決めなければならない」

「モウラが最後にゴールを記録したのは昨年12月に行われたウルブズ戦。そこから今まで彼の目立った実績は2月のシティ戦で1つアシストを記録したのみだ。ボールを持てば、すぐにそれを失う癖も垣間見える。彼がモウリーニョのお気に入りであることは確かだが、リーグ戦で1250分以上(1279分)も得点から遠ざかっているのであれば指揮官もそろそろ彼の起用を再考し始めるはずだ」

いくらモウリーニョ監督の好むスピード型の選手であっても、このまま得点を決められない状況が続けばFWとしての立場はない。苦境に立たされているモウラだが、はたして彼はここから現状を打開することができるのだろうか。次節のボーンマス戦では、大暴れで周囲の雑音を振り払いたいところだ。

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