1億2600万ユーロの宝石がたった“8ゴール” 苦すぎた欧州五大リーグ1年目

アトレティコのフェリックス photo/Getty Images

徐々に影は薄く……

昨年の7月3日、アトレティコ・マドリードは1億2600万ユーロもの資金を投じてポルトガルのワンダーボーイを獲得した。

ベンフィカで暴れていた20歳FWジョアン・フェリックスである。

フェリックスにはバルセロナへ移籍したアントワーヌ・グリーズマンの穴を埋めることが期待されており、20歳ながらアトレティコの新エース候補に任命されたのだ。

あれからちょうど1年。スペイン『MARCA』は、「失望のファーストシーズン」と切り捨てている。

実際、今季は全てのコンペティションを合わせても8得点しか奪っていない。初めてのリーガ・エスパニョーラに戸惑う部分もあるのだろうが、やや物足りない数字なのは事実だ。

また、同メディアはファイナルサードにおいて少しばかり自己中心的なプレイが目立つとも指摘している。得点を奪わなければならないとの焦りもあるのか、自身でのフィニッシュにこだわりすぎている部分があるのかもしれない。

当然ゴールが生まれないとなれば、指揮官ディエゴ・シメオネも試合中にプランを変えざるを得なくなる。今季アトレティコで最も途中交代が多いのはフェリックスだ。

とはいえ、まだ20歳。今後一気に化ける可能性も残されている。この1年だけで失敗と決めつけてしまうのは早すぎるが、来季こそグリーズマンに代わるエースとなれるか。

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