南野をサラー&マネと起用してほしい まだ見えてこない“偽9番”の実力

リヴァプールの南野 photo/Getty Images

主力とプレイする機会がまだ少ない

今冬にザルツブルクから加入したリヴァプールFW南野拓実をどう評価すればいいだろうか。現地のサポーターも迷っているかもしれない。

ロベルト・フィルミーノの負担を軽減する偽9番役として、テクニックやパスを引き出す動きなどは一定の評価を得ている。しかし、肝心のゴールがまだ決まっていない。アタッカーとしてゴールを決めていない選手を評価するのは難しい。南野の偽9番起用が正しい選択なのかも分かりにくいのが現状だ。

しかしリヴァプール専門メディア『Liverpool.com』は、どこで起用するかよりも「誰とプレイさせるか」の方が重要と指摘している。

これまで南野はFA杯など格下相手とのゲームに出場することが多く、しかも一緒に出場するメンバーは若手がほとんど。モハメド・サラー、サディオ・マネといった主力アタッカー組とプレイする時間が限られていた。

南野が本当にフィルミーノ役として機能するかどうかは、サラー&マネとプレイさせなければ分からない。

同メディアもフィルミーノと南野に共通点がいくつかあることは認めているが、それを正確に評価するには主力組とプレイさせる必要があると主張している。リーグ制覇が決まった今こそ、南野をサラー&マネと起用していくべきタイミングと言えよう。

特にリヴァプールが今夏に前線へ新戦力を加えないのであれば、来季は南野が重要なバックアッパーとなるはず。今季のうちに機能するかチェックしておくべきだろう。

サラー&マネとプレイすれば南野にも良質なチャンスボールが巡ってくる可能性も高くなる。リヴァプールにとって今後のスケジュールは消化試合だが、南野にとっては極めて重要な時間だ。

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