名門完全復活のスタートに 大変身するミランは来季優勝を狙えるか

調子を上げるミラン photo/Getty Images

攻守両面で大幅変化

やや差がつき始めているが、今季のセリエAをリードしたのはユヴェントス、ラツィオ、インテルの3チームだ。今夏の補強次第ではあるものの、おそらくは来季もこの3チームは優勝争いに絡んでくるだろう。

しかし、そこに割って入るチームが現れるかもしれない。『90min』が期待をかけるのは、名門・ミラン完全復活だ。

ミランは現在7位となっており、相変わらず優勝争いからは早々に脱落した。まだまだ王者ユヴェントスとは大きな差がある印象だ。

それでもリーグ戦再開後の彼らは動きが明らかに違う。先日にはユヴェントス相手に4-2の逆転勝利を収めたが、これも決して偶然ではないだろう。

同メディアはピッチ全体で大幅な改善が見られたと絶賛する。

前線では今年1月に入るまでゴールがなかったFWアンテ・レビッチが好調を維持しており、ユヴェントス戦での得点でついに今季リーグ戦得点数は二桁の10に達した。ミラン側はフランクフルトからレンタルで加わっているレビッチの買取へ動いており、来季のエース候補なのは間違いない。

さらに若いFWラファエル・レオンにも当たりが出てきており、チャンスメイカーのMFハカン・チャルハノール、エネルギー溢れるMFフランク・ケシエ、高度なテクニックを持つMFイスマエル・ベナセルも高い評価を得ている。

最終ラインでは復活した右サイドバックのアンドレア・コンティ、変わることなく最終ラインを統率し続けるアレッシオ・ロマニョーリ、左サイドバックではセリエA最高クラスの実力者と評価されるまでになったテオ・エルナンデスもいる。

まだ安定感に欠けるところはあるが、タレントたちが噛み合いつつあるのは間違いない。今夏に少し補強することができれば、トップ4は狙える陣容が完成するのではないか。

同メディアは今のミランに積極性と希望があると期待しており、新時代の始まりを告げるチームになってほしいと願っている。来季こそ栄光のミラン復活なるか。

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