サイドバックなのに“105アシスト” アーノルドが目指すべき超攻撃型SBの手本

バルセロナ時代のダニエウ・アウベス photo/Getty Images

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欧州五大リーグの戦いのみで100アシスト超え

リヴァプールの右サイドバックを務めるトレント・アレクサンダー・アーノルドは、現サッカー界でもトップクラスの攻撃力を誇るサイドバックと評判だ。

最大の魅力は正確な右足にあり、高精度なクロスからアシストを量産している。スピードや突破力でアーノルドを上回る選手は何人も存在するが、フリーキックもこなしてしまうアーノルドほどのキック精度を誇る人物は少ない。

そんなアーノルドが目指すべきはどこか。いつまでサイドバックとしてプレイするか分からないが、ひとまずはダニエウ・アウベスが1つの目標となるのではないか。
英『Squawka』がサイドバックのアシスト数を紹介しているが、バルセロナやユヴェントスで超攻撃型サイドバックとして活躍したアウベスは、2006年から欧州五大リーグにて105本ものアシストを記録している。

これは他のサイドバックと比較しても圧倒的だ。ブラジル代表で同僚だったレアル・マドリードDFマルセロでも59アシスト、代表の右サイドバックを争ったマイコン、今もバルセロナの左サイドを疾走するジョルディ・アルバは45アシスト、バイエルンを支えた名手フィリップ・ラームが40アシストだ。彼らでもアウベスとは倍近い差がついている。

まだ21歳と若いアーノルドは、これまでプレミアリーグにて26のアシストを記録している。まだまだ先は長いが、このままサイドバックで続けるならば10年後くらいにはアウベスの数字が見えてくるかもしれない。21世紀を代表するサイドバックとなれるのか。来季もアーノルドの右足から目が離せない。

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