暗いレアルを変えた“悪夢の7失点” ジダンが振り返る復活のターニングポイント

指示を出すジダン photo/Getty Images

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大量失点から堅守のチームへ

今季開幕前、レアル・マドリードには嫌な空気が漂っていた。リーグ制覇失敗に加え、CLベスト16敗退という2018-19シーズンの苦い記憶が残っていたからだ。

しかも、開幕前のインターナショナル・チャンピオンズカップではライバルのアトレティコ・マドリードに3-7の大差で敗れていた。本気のコンペティションではないとしても、ライバルに7点を奪われるのは問題だろう。

そんな悪い流れでシーズンをスタートさせたにも関わらず、ジネディーヌ・ジダン率いるレアルは見事にリーグ制覇を達成。苦い昨季の記憶を振り払うことに成功した。
英『Evning Standard』によると、ジダンもあの苦いアトレティコ戦が1つのターニングポイントになったと振り返っている。

「あれで何かが変わったと確信している。あそこで起きたことには満足していない。重要なのは自信を取り戻して働くこと。あの日は他の選手と同様に怒っていたよ」

あの7失点があったからなのか。今季のレアルは堅守を武器にリーガを制してみせた。圧倒的な攻撃力で相手をねじ伏せていた頃とは正反対のスタイルと言っていい。

ライバルのバルセロナを安定感で上回ることになり、リーグ戦再開後も1点か2点を奪って守るスタイルを貫いて白星を積み重ねた。

あのアトレティコ戦の敗北から立ち直ったのは見事で、守備を整備したジダンの手腕は称賛されるべきだろう。

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