マジョルカで1人レベルが違ったサムライ 改めて絶賛される久保建英の能力

マジョルカの久保 photo/Getty Images

チームの最重要プレイヤーに

今季のマジョルカで最も目立った選手は誰か。公平にジャッジしても、日本代表MF久保建英ではないだろうか。

レアル・マドリードからのレンタルで加わった久保は、スペインでも毎試合のように話題を集めた。攻撃回数が思うように増えない中で巧みなテクニックを披露し、4得点5アシストとまずまずの成績も残した。

残念ながらマジョルカは16日のグラナダ戦を落としてしまい、2部へ降格することが決まった。それでも久保のパフォーマンスは高い評価を得ている。

スペイン『Mundo Deportivo』も、久保をセンセーションの1つと取り上げる。

「間違いなく、今季のマジョルカにおけるセンセーションの1つはクボだった。レアルからレンタルで加わった日本人は、ビセンテ・モレノのチームで最も優れたサッカー選手だった。いつもチームメイトより速いペースでプレイし、アンバランスを生み出していた。それでも、彼のクオリティだけでは不十分だった。多くの場合タケは1人でプレイすることになり、仲間からのサポートがほとんどなかった」

いつからかマジョルカにとって久保が欠かせない存在となり、チームを降格から救う数少ない希望の1つとなっていた。しかし、久保の働きだけで生き残ることは難しかった。

久保に関しては、すでに来季どこへレンタル移籍するかといった話題が出てきている。新たな戦いがスタートすることになるが、今季の戦いは大きな自信となったはず。より高いレベルのチームでプレイすることで、今季以上の成績を残せるだろう。

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