前線コンバートで訪れた“最高の時間” アトレティコ攻撃陣を変えた25歳

アトレティコのM・ジョレンテ photo/Getty Images

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「今の自分にはとても満足」

中断前までは前線にボールが入ったところで突如流れが止まってしまう印象もあったが、リーグ戦再開後のアトレティコ・マドリードの攻撃は非常に円滑だ。

今季の彼らはここまでリーグ戦で合計50ゴールを奪っているのだが、再開後の10試合ではなんとその約4割を占める19ゴールを挙げている。この数字からも、彼らの攻撃がどれほど改善されたかが見て取れる。

そんなアトレティコのオフェンスを変えたキーマンの一人がマルコス・ジョレンテだ。リーグ戦中断後にMFからFWにポジションをコンバートした同選手。当初このコンバートは驚きをもって伝えられたが、フタを開けてみれば大成功だった。守備範囲が広く、卓越したボールテクニックとパスセンスを備える彼は中盤と最前線を繋げるリンクマンとしても機能。瞬く間にアトレティコの前線に不可欠な存在となった。
現地時間16日に行われたリーグ戦第37節のヘタフェ戦でもゴールを奪ったM・ジョレンテ。最高級の輝きを放っている彼だが、本人も自身の身体がキレていることは自覚している様子だ。ポジションを変更することでキャリア最高の時間が訪れたと、M・ジョレンテはスペイン『Movistar』へ次のように語っている。

「個人としては、今が僕の中で最高の状態だと思うよ。僕は今とても良い瞬間を迎えている。時間の使い方やプレイする方法について、自分にはとても満足しているんだ。だけど、準備を怠るつもりはないよ。これからも僕はチャンスを得て、チームのために働き続けなければならないんだ。良い時間を過ごしていても油断は禁物だよ」

FWへのコンバート後は10試合で2ゴール4アシストと、破竹の勢いで得点に絡んでいるM・ジョレンテ。彼にとって今のポジションは天職とも言える場所だったか。このM・ジョレンテのFW適性を見抜いたディエゴ・シメオネ監督の眼力が恐ろしい。

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