トッテナムが技巧派MFに熱心な理由 ”2つの悩み”を一気に解消できる24歳

サウサンプトンのホイビュルク photo/Getty Images

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英メディアが考察

今夏トッテナムが獲得に動くとされるサウサンプトンのMFピエール・エミール・ホイビュルク。現在はエヴァートンも興味を示しているとされる同選手は、獲得となれば2500万ポンド(約34億円)以上の移籍金が必要とされる。

マネーゲームに持ち込まれれば、さらに移籍金は高騰することも考えられるだろう。しかし現地メディアによると、ジョゼ・モウリーニョ監督はどうしてもこの24歳をチームに迎え入れたいと考えているようで、スパーズは必要とあらばさらに資金を投入することも辞さない構えだという。

一体なぜ、トッテナムはそこまでしてホイビュルクを欲するのだろうか。英『football.london』は、スパーズが彼に執着するのには2つの理由があると分析している。
一つ目は指揮官が理想とするアンカーの人材不足だ。モウリーニョ監督は就任以降このポジションに何人かの選手を試してきたが、いまだ満足する人材を見出せていないという。一時はエリック・ダイアーを解決策にしようとしたものの、リーグ戦再開から彼は最終ラインに回っている。その影響もあってか、ここのところスパーズの攻撃は迫力不足。そのため、優れたパスセンスを備えるホイビュルクはどうしても欲しい人材となっているようだ。

二つ目はリーダーシップを取れる選手の少なさ。現在スパーズで腕章を託されているのはGKウーゴ・ロリスだが、どうやら指揮官はキャプテンをフィールドプレイヤーに任せたい意向があるとのこと。FWハリー・ケインもキャプテンを務めることは可能だが、彼にはできるだけ自分の仕事に集中させたいか。そんな事情もあり、サウサンプトンで主将を務めていたホイビュルクはうってつけの人材だったというわけだ。

トッテナムが抱えるこの2つの悩みを一気に解決することができるホイビュルク、こうしてみると、彼らがこの24歳を絶対に確保したいと思うのも理解できるだろう。はたして、スパーズは自軍の弱点を補えるこのMFを夏の移籍市場で確保することができるのだろうか。技巧派MFは絶対に譲れない。

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