完全無欠の“アシストマシーン”大暴れ 今季大爆発の天才MFに絶賛止まず

マンCのデ・ブライネ photo/Getty Images

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「本当に信じられないほど」

今季イングランド・プレミアリーグで最も注目を集めたトピックといえば、リヴァプールの優勝だろう。前回優勝から30年の時を経て再びチャンピオンの座に返り咲いた同クラブ。古豪復活を強く印象付けた奮闘ぶりだっただけに、称賛されるのも当然だ。

しかし、選手個人としてはマンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネも鮮烈なパフォーマンスを披露した。同選手は今季リーグ戦35試合に出場して13ゴール20アシスト。得点とアシスト両方で自己記録を更新するどころか、アシストに関しては2002-03シーズンにティエリ・アンリ氏が残したリーグ記録に並んでみせた。チームこそ3連覇を逃したものの、デ・ブライネにとって素晴らしいシーズンとなったことは間違いない。

そんな完全無欠の“アシストマシーン”として躍動した今季のデ・ブライネには、プレミアにおけるレジェンドであるアラン・シアラー氏も大興奮の様子だ。英『BBC』にて、同氏はこの天才MFを次のように褒めちぎっている。
「今季のデ・ブライネは本当に信じられないほどだったよ。その右足は絶対的かつ相手にとっては致命的だった。とんでもないエンターテイメントを提供してくれたね。スピードもあるし、得点力も凄まじかった。シティの選手たちは前を向けば、まず最初に彼を見ていたことだろう。デ・ブライネはチームがゴールを奪うために必要なあらゆるものを持っている。アシスト記録に並んだことからもわかるけど、彼のパスは本当に素晴らしかった。年間最優秀選手はジョーダン・ヘンダーソンのものになったけれど、彼もまた傑出したパフォーマーだったことは間違いない」

強く印象に残る優勝だっただけに、先日発表されたFWA(イングランド・サッカー記者協会)年間最優秀選手こそリヴァプールのヘンダーソンに譲ったものの、デ・ブライネもそれに値するだけの活躍だったとシアラー氏。たしかにリーグタイトルを獲得したのがリヴァプール以外であったならば、彼の受賞も可能性はかなりあったことだろう。

今季プレミアで大暴れした“アシストマシーン”。デ・ブライネは来季以降もマンCの攻撃を司る存在として、シチズンズの中盤に君臨し続けることだろう。

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