ケパにはセカンドチャンスを与えるべきか 「今でもスペインでNo.1を争える」

チェルシーのケパ photo/Getty Imgaes

第2GKから届く擁護の声

ファンからの評価は暴落してしまったかもしれないが、共ににゴールマウスを守ってきた良きライバルはまだ25歳のことを信頼している。今季のパフォーマンスに批判が集中したチェルシーGKケパ・アリサバラガについて、同僚のGKウィリー・カバジェロが口を開いた。

結局、今季は最終盤まで低調なパフォーマンスを見せることとなってしまったケパ。データサイト『WhoScored』によると、リーグ戦再開後のセーブ率はわずか46.4%となっており、ファン間では強豪チェルシーの守護神としては相応しくないとの声も上がっているほどだ。フランク・ランパード監督も彼のプレイには満足してはいないのか。チェルシーは今夏代役の守護神を探すとされ、ケパは窮地に追い込まれている。

しかし、そんな状況でもカバジェロはケパにセカンドチャンスを与えるべきと主張する。英『Express』のインタビューにて、ポジションを争うライバルの不調について問われた同選手。本来であれば彼にとってはチャンスと言える状況だが、カバジェロは自身の定位置確保よりも同僚の未来を心配している様子だ。ベテランGKは激しい批判に晒されるケパを次のように擁護している。

「彼とは2年間同じチームで戦っているが、昨季のパフォーマンスは非常に良かったと思う。今季はいくつか良くないことが起こってしまったけど、僕はケパが今でもスペインでNo.1を争えるほどのGKだと思っているよ」

「僕らは素晴らしい関係を築いている。どちらもスペイン語を話すのが大きいね。トレーニングでは常に協力してきたし、私が代役として試合に出場した時は彼が常にサポートしてくれた。ケパは自身にとって最悪とも言える時間を過ごしているのに、全員に向けて笑顔を見せてくれたよ。本当に素晴らしい選手さ」

今季こそ少し良くない時間が続いてしまったものの、たった1シーズンの不調で評価がここまで落ちるのはおかしいとカバジェロは考えているようだ。同じGKとしてその過酷さを知っているだけに、ベテランGKはひとこと言っておきたかったのだろう。

第2GKから届いた“ケパ擁護の声”。はたして今夏、チェルシーはこの守護神問題をどう解決しにかかるのだろうか。悩める守護神にセカンドチャンスを与えるのも、案の一つとしてはあるはずだが。

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