[MIXゾーン]セレッソの堅守を崩せず ベルマーレの攻撃に足りなかった“もうひと工夫”

セレッソ戦に出場した齊藤未月 photo/Getty Images

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齊藤未月が挙げた課題とは

明治安田生命J1リーグの第8節が8月1日に行われ、湘南ベルマーレがセレッソ大阪に0-1で敗れた。

ベルマーレはサイドチェンジのパスを使ってセレッソの[4-4-2]の守備ブロックを崩そうとしたものの、鈴木冬一と古林将太の両ウイングバックにボールが渡った際の周囲のサポートが少なく、攻撃のテンポが落ちてしまうという現象が発生。特に後半は決定機を生み出せなかった。

ベルマーレのMF齊藤未月は試合後に行われたオンライン会見で、『theWORLD』の質問に回答。自軍の攻撃の問題点や、自身の課題について語ってくれた。

ーーサイドチェンジのパスが通った後に、クロスの出し手(サイドでボールを保持している選手)の選択肢を増やすような動きを周りの選手がもっとしたほうが良いのではと感じたのですが、齊藤選手はどうお考えですか。


齊藤 「今おっしゃってくれたことはその通りで、サイドチェンジした後の“3人目の動き”というのは確かに少なかったと思います。今日であれば(松田)天馬くんとか(中川)寛斗くんあたりがサイドチェンジした後に斜めに走ってあげるとか。(サイドチェンジのボールを受けた選手が)サイドで1対1をして、(単純に)クロスを上げるという場面が多かったと思います」


ーー齊藤選手ご自身がもう少しできそうなプレイはございますか。


齊藤 「やっぱり、僕自身(相手ゴール前へ)飛び出してあげるというのが大事だと思うんですけど、今日はサイドチェンジのパスの出し手になるシーンが多かったので。でも、個人的には(前線にボールが)入った時に飛び出すとか、もう少し相手ゴール前で関わってあげるのが大事かなと思っています」

サイドで孤立したウイングバックがパスの出しどころに困り、やむを得ず敵陣ペナルティエリア内へハイクロスを送るという場面がセレッソ戦で目立ったベルマーレ。自陣に引いて守るチームを今後攻略するには、攻撃にもうひと工夫加えたいところ。[3-4-2-1]の布陣の2シャドーやボランチ、もしくは[3-1-4-2]のインサイドMFがウイングバックを内側から追い越してパスコースを作るといった動きを増やせれば、一本調子の攻めが改善されるだろう。


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