CLで最も不気味な“堅守軍団” 大物を喰らうアトレティコは頂点へ届く

優勝狙う力持つアトレティコ photo/Getty Images

調子を上げてきたもう1つの優勝候補

マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン、バイエルン。今季のチャンピオンズリーグ優勝候補はこんなところだろうか。

彼らビッグクラブのタレント力は恐ろしいレベルにあるが、もう1つ忘れてはならない不気味なチームがある。

スペイン『MARCA』も優勝のチャンスがあるとプッシュするアトレティコ・マドリードだ。

アトレティコほど不気味の表現が似合うチームも珍しいか。ベスト16では前回王者リヴァプールを撃破したが、アトレティコはタレント力の差をひっくり返す特別な力を秘めている。その力はチャンピオンズリーグのような短期決戦でこそ活きてくるものだ。

リーグ戦再開後も状態は着々と上がってきている。何よりリーグ戦再開後は黒星が1つもなく、リーグ戦で最後に負けたのは2月1日のレアル・マドリード戦まで遡る。

またリーグ戦再開後は11試合で20得点を奪っているが、再開前は27試合で31得点に留まっていた。攻撃がスムーズに動き出しているのは間違いない。

もちろん自慢の守備も健在だ。今季リーグ戦の失点数は27でフィニッシュしたが、リーガ制覇を果たした2013-14シーズンの失点数は26点だった。その時と変わらぬ水準に抑えられているのだ。

そして優勝が期待されているもう1つの理由が、チャンピオンズリーグの組み合わせだ。準々決勝ではライプツィヒと対戦する予定になっているが、ライプツィヒは決して優勝候補ではない。リヴァプールを撃破できたアトレティコなら、ライプツィヒも退けられるはず。

それに勝利した場合は準決勝でアタランタとパリ・サンジェルマンの勝者と対戦することになっているが、マンC、ユヴェントス、バイエルン、バルセロナ、レアルといった強豪が別ブロックに固まってくれているのは大きい。

近年のアトレティコはファイナルで2回も苦い思いを味わっているが、今季こそ欧州の頂点へ届くのか。油断は禁物だが、チャンスはあるはずだ。

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