若手ウイングの大ヒットが止まらない デンベレ、レイナらドルトムントの目利き

デンベレもドルトムントで有名に(左) photo/Getty Images

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ウイングのヒットが成功のカギに

ドルトムントといえば若手の補強でビッグヒットを連発しているが、特に近年目立つのがウイングプレイヤーのヒットだ。

ヘンリク・ムヒタリアン、ヤクブ・ブワシュチコフスキらも含めていいかもしれないが、もっと凄いのは10代の選手たちだ。

ブンデスリーガ公式は始まりとしてアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチの名前を挙げているが、ドルトムントはプリシッチが16歳の時に獲得へ手を伸ばしている。
2015年にU-17のカテゴリーへ入ったプリシッチは、そこから順調にステップアップ。ドルトムントで一躍有名な存在となり、今ではチェルシーでエデン・アザールの後継者候補と言われるまでに成長した。ドルトムントの目利きは見事としか言いようがない。

プリシッチがドルトムントに合流した1年後の2016年夏には、レンヌからFWウスマン・デンベレを獲得。

こちらも当時19歳だったが、インパクトは抜群だった。1シーズンしか在籍しなかったものの、ブンデスリーガでは6得点13アシストを記録。バルセロナが目をつけるほどの逸材へと成長した。

次なる大ブレイク候補のレイナ photo/Getty Images

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その次はFWジェイドン・サンチョだ。デンベレに代わってクラブの7番を任されたサンチョは、今やすっかりワールドクラスの仲間入りを果たした。

すでにブンデスリーガでは通算30得点34アシストを記録しており、プリシッチとデンベレをも上回る超ビッグヒットと言っていい。

1試合平均のスプリント数も35.7回を記録しており、プリシッチの32回、デンベレの27回を上回る。スピードも34.6km/hを記録し、こちらもプリシッチとデンベレが残した数字を上回っている。

そんなサンチョにも当然ビッグクラブが手を伸ばし始めているが、すでに次のブレイク候補生がいる。

プリシッチと同じような形でアメリカからドイツへやってきた17歳のジョバンニ・レイナだ。

すでにトップチームでも出番を得ているが、印象としてはスピードスターというよりテクニシャンといった感じか。デンベレやプリシッチほど縦へ加速するタイプのプレイヤーではないが、そのぶん器用なテクニックでチャンスメイクに貢献できる。

このウイング大ヒットはいつまで連続するのか。これほど若いウイングをブレイクさせ続けるクラブも珍しいだろう。

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