また右SBに有望な若手が A・アーノルドに続くリヴァプールの最新作

リヴァプールでブレイクの時を待つフーフェル photo/Getty Images

18歳が持つ成長のビジョン

リヴァプールの右サイドバックには、まだ21歳ながらワールドクラスとしての評価を確立した男がいる。もちろん、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドのことだ。“超攻撃型SB”として名を馳せる彼の大胆なプレイには、多くのサッカーファンが魅了されていることだろう。

しかし、レッズの右SBにはまだ楽しみな逸材が控えている。18歳のキ・ヤナ・フーフェルだ。当初は周囲から“NEXTフィルジル・ファン・ダイク”と呼ばれ、センターバックとしての未来に期待がかかっていた同選手。しかし、英『Bleacher Report』のインタビューによると、本人は右SBでの成長を希望しているようだ。来季の目標を語るとともに、フーフェルは自身の将来について次のように話す。

「来季はできるだけ高いレベルで、可能な限り多くのゲームをプレイしたいと思っているよ。僕はもうトップの舞台でプレイできるだけの準備ができている。来季はもっと大きな仕事をしてみたいね。来季出場数の目標はレンタルなら30試合、リヴァプールに留まるなら10試合だ」

「特に右サイドバックとしての経験を積みたい。僕はセンターバックでもプレイできる右サイドバックの選手。まだシーズンを通してセンターバックをやれるほど、僕のフィジカルは整っているとは言えないよ。25歳になればその役割に耐えうるだけの肉体を手に入れられるかもしれないけれど、今は右サイドバックとして攻撃に貢献したいんだ。試合に出る時はいつも(トレント・)アレクサンダー・アーノルドのようなビジョンを描いているよ」

身長は183cmと、サイズ的にもCBとしては厳しいかもしれないとの意見も囁かれていたフーフェル。本人も攻撃参加が大好きなようで、それならば右SBに専念して成長を図るのも十分アリだろう。A・アーノルドには中盤コンバートの話も出ているだけに、後釜としてフーフェルが頭角を現せばスムーズにそれが完了する可能性は高い。

リヴァプールが期待するオランダ産の右SB。はたして、フーフェルはA・アーノルドが作ったブレイクの流れに乗ることができるのだろうか。武者修行に出るとしても、2020-21シーズンにおける彼のプレイはチェックしておきたいところだ。

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