イングランドにいた“2人”の世界最高級DF ピレスが語るタフすぎた男たち

イングランド代表で共闘したテリーとファーディナンド photo/Getty Images

2人が揃いながら頂点に立てず

現在のイングランド代表は新・黄金世代とも呼ばれており、続々と出てくる優秀な若手がサポーターを興奮させている。

若手が成長すれば、EURO2020や2022ワールドカップでも優勝のチャンスはあるはず。今や世界屈指のタレント集団と言っていい。

しかし、やや不安なポジションもある。センターバックだ。

デイビッド・ベッカム、スティーブン・ジェラード、フランク・ランパードらがいた当時の黄金世代と比較すると、センターバックは層が薄い。

英『METRO』によると、2000年から6年間アーセナルでプレイしていたMFロベール・ピレスも、厄介すぎる相手として2人の元イングランド代表センターバックの名前を挙げている。

「プレミアリーグで最もタフだったのはジョン・テリーとファーディナンドだ。チェルシー、ユナイテッドとの戦いは常にハードだったし、テリーとファーディナンドは非常にタフでフィジカルが強かった。フランスからプレミアリーグに向かったが、最初は非常に難しかったよ」

ピレスはこのように当時のことを振り返っているが、テリーとファーディナンドが同時期に揃っていたのは奇跡的と言っていい。2人より少し上の世代では、2002日韓ワールドカップでもプレイした元アーセナルDFソル・キャンベルもいた。

今のイングランドにはキャンベル、ファーディナンド、テリーのようなワールドクラスのセンターバックは見当たらない。中盤から前線、右サイドバックの人員はそれなりに豪華だが、やはりセンターバックにも人材が出てこない限りビッグトーナメントを制するのは難しいかもしれない。

過去を振り返っても仕方がないが、キャンベル、テリー、ファーディナンドらがいた2000年代にタイトルを獲得できなかったのは非常にもったいなかったと言える。

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