たった“78分”の出場のみ チェルシー期待の若手DFの気になる成長プラン

ライプツィヒのアンパドゥ photo/Getty Images

今季のレンタルは失敗か

今季のチェルシーでは多くの若手が出番を獲得することになり、FWタミー・エイブラハムやMFメイソン・マウント、ビリー・ギルモアらが高い評価を得ることになった。

チェルシーのアカデミーが輩出するタレントが優秀だと改めて証明することになったわけだが、レンタル移籍組で忘れてはならない選手がいる。

チェルシーにて2017年に17歳と6日の若さでデビューを経験したDFイーサン・アンパドゥである。同年にはウェールズ代表でもデビューを果たしており、競争の激しいチェルシーの中でもいち早く出世したプレイヤーだ。

ところが、今季は非常に影が薄かった。ブンデスリーガのライプツィヒにレンタル移籍したものの、リーグ戦ではたった3試合にしか出場できなかったのだ。プレイタイムは何と78分に留まり、このレンタルは明らかに成長に繋がらなかった。

ライプツィヒは若手の育成に定評のあるクラブだが、最終ラインにもダヨ・ウパメカノら優秀なタレントを抱えている。アンパドゥが割って入るのは厳しかったかもしれない。

英『Daily Mail』によれば来季もレンタル移籍する可能性が高いと見られており、現在はプレミアリーグ昇格を決めたフラムや、降格したノリッジ・シティなどが関心を示しているという。ライプツィヒよりレベルは劣るが、そのぶん出番は確保しやすいだろう。プレミアリーグの環境を理解できるのも大きい。

アンパドゥは183cmとDFにしては小柄だが、センターバックと守備的MFの両方をこなす器用なプレイヤーだ。チェルシーでもこの才能を活かしたいところで、来季こそは成長できる環境でプレイしてほしい。

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