“アーセナル行き”なら誰も損をしない 迷える天才MFに示される道

今季はバイエルンでプレイしているコウチーニョ photo/Getty Images

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移籍先、本人、所属元すべてが幸せに?

かつてイングランドで大暴れした天才MFのプレミアリーグ復帰が噂されてから、もう何カ月もの時間が経過した。しかし、現時点でブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョの去就に関してはほぼ進展がないまままだ。レンタル先のバイエルン・ミュンヘンがまだシーズンを終えていないということもあるが、一体彼はこの夏をどう過ごすこととなるのだろうか。

プレミアへ復帰となれば、現時点で有力候補と言われているのは創造力豊かなアタッカーを求めているアーセナルだ。今夏にドイツ代表MFメスト・エジルを放出するとされるガナーズは新たなテクニシャンが欲しい状況。彼らは今季限りでチェルシーとの契約が満了を迎えたFWウィリアンの獲得を狙っているとされるが、両獲りなんて噂も浮上しているほどに前線の人員確保には必死だ。コウチーニョにとっても悪い話ではないはずだ。

そして、現所属のバルセロナにとってもこの話には旨味がある。そう主張するのは英『Daily Mirror』だ。同メディアによると、バルセロナはすでにコウチーニョを自軍で起用する意思がないと見られ、一刻でも早く売却したい意向を持っているとのこと。そこに登場したのがアーセナルだったというわけだ。バルセロナはとにかくコウチーニョを来季チームに残して、不良債権化することだけは避けたいと考えている様子。完全移籍での売却が理想だが、少しでも移籍金を回収するためにローンでの貸し出しも認める構えだという。
前線に実力者を求めるアーセナル、プレイタイムを伸ばして復活を目指すコウチーニョ、獲得時の移籍金を少しでも回収したいバルセロナ。“Win-Win”どころか、コウチーニョの活躍次第では“Win-Win-Win”となる可能性があるコウチーニョのアーセナル行きという選択肢。はたして、迷える天才は来季ついに安住の地を見つけることとなるのだろうか。ブラジル代表MFの復活を誰もが待ちわびている。

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